課題 電気・電子機器を使用する際に、何気なく使用している圧着端子やケーブル。日常的に使用していることもあり、断線や端子の圧着不良に気づかず使用している場合も良くあります。ケーブルの断線や端子の圧着不良は、通電することが可 […]

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定電流動作でケーブル断線や圧着不良を発見!

掲載日-2017年10月 ※記事は当時の掲載日をご確認ください。現在の製品情報や価格、技術についての最新情報ではない可能性があります。ご了承ください。

課題

電気・電子機器を使用する際に、何気なく使用している圧着端子やケーブル。日常的に使用していることもあり、断線や端子の圧着不良に気づかず使用している場合も良くあります。

ケーブルの断線や端子の圧着不良は、通電することが可能なため、一見すると何も問題が無いように見受けられます。断線や圧着不良に対し電流を流し続けると、焼損事故などに繋がる危険性もあります。

なぜ発熱するのか?

ケーブル断線
ケーブルの一部が断線することにより、電気の流れる経路が細くなり発熱する。

端子の圧着不良
圧着不良により、電気抵抗(インピーダンス)が高くなり発熱する。

解決

接触不良や断線などは、専用のテスターやチェッカ―などが市販されていますが、お手持ちの機器でも簡単に確認することが出来ます。

用意する物

  • 直流安定化電源
  • マルチメータ

圧着端子付きケーブルの事例

圧着端子付きケーブルの事例

  • ケーブルを直流電源のプラス端子とマイナス端子に直接接続する
  • 直流電源を定電流モード動作させ、ケーブルやリード線に電流を流す
  • ケーブルの圧着端子部分の電圧を測定する

ケーブルの断線や圧着不良が発生している場合、正常な製品と比べ抵抗値が高くなります。 このため、測定した電圧値を比較することでケーブル異常の有無が確認できます。

執筆者: 菊水電子工業株式会社

計測と電源のエキスパート・カンパニー 菊水電子工業のスタッフによる執筆です。

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