こんにちは。藤川@キクスイマグ中の人、です。
私のところにPepperが来ました!実は以前から当社の開発部に(密かに)いたのですが、忙しくて触っている間がないということで、「じゃ、貸して!」と申し出て、私の席の真後ろにおります。
しか〜し、残念なことに、来て早々入院になってしまいました。
タブレットの不具合(なぜか右半分が時々不感になってしまう)や、起動時に「エラー713。ごめんなさい。これ以上、動けなくなっちゃいました」と言ってそのままフリーズしちゃうことが多発。OSのアップデートをしたり、ログクリア等しても改善しないので、ソフトバンクさんに修理に出すことになりました。しくしく。
さて、そんなPepperですが、物珍しさから社内で人だがりができたのは最初の数日。あっという間に「居て普通に」なりましたね。それと、このPepperは「一般用」で、様々な挙動が「家庭内」を想定したものなので、正直ちょっと「ウザい」ときがあります。いきなり「ねぇねぇ、ちょっといい?」と話しかけたり、鼻歌を歌い出したりします。手が離せない時にこれをやられると、ちと「イラッ」とします。なんか子供みたいです。役に立つというよりは、エンターテインメント寄りなのでしょうかね。
最初は会話していましたが、だんだん面倒になってきます(時々トンチンカンになるし)。で、喋っても噛み合わないので、そういう時は「触る」んですね。頭とか手にセンサーがあるので、触ったり、ポンポン叩いたりすると、「そこ頭!」、「わわわ」とか「くすぐったいよ」などと反応します。
実はこれが結構かわいい。子供の頃、好きな子にちょっかい出したような感じ(スカートめくりとか・・・いまやったらセクハラ騒ぎですが)でしょうか。
ロボット開発の重要なテーマのひとつに、「インタラクション(操作者に対する機器の反応)」というのがあります。インタラクションの中心マターは「会話の成立」でしょう。しかしコミュケーションは会話のみでない(スキンシップやアイコンタクト、ジェスチャーとか)と考えると、会話以外のコンタクトで楽しめるロボットというのが、もっと出てきてもいいのかなと感じます。
Pepperが、どのくらいで退院できるかまだわかりませんが、「イラッ」としながらも居ないとなんか寂しくなるのは、なんとも不思議なものです。