PCR-M|アプリケーション

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アプリケーション(Easy Controller For PCR-M)

コンパクト交流電源PCR-Mシリーズのアプリケーションソフトウェア(Easy Controller For PCR-M)です。 各パラメータ設定や出力計測値のロギング(データ取り)を手軽におこなうことができます。なお、このファイルにはPCR-Mシリーズ用IVI計測器ドライバ2.0.1.16(x86/x64版)が同梱されています。

バージョン

1.4.0

更新日

2012/7/4

動作環境/条件

  • Windows7(x86/x64) GPIB/RS-232C/USB(使用するインターフェースに依存)
  • Windows10(x86/x64) GPIB/RS-232C/USB*1(使用するインターフェースに依存)

*1:USBを使用する時は、VISAをKI-VISAで使用してください。

Windows10を使用する時のシステム用件
Core i5 以上を搭載したPC
8 GB以上のRAM
20 GB以上の空き容量があるハードディスク
1024×768以上の画像解像度をサポートするディスプレイ
DPI設定:96DPI

備考

  • IVI-COM計測器ドライバを使用するには、VISA COMに対応したVISAライブラリが必要です。
  • VISA COMに対応したVISAライブラリとして下記のいずれかのバージョンを推奨します。(複数バージョンを同時インストールする事は出来ません。)

*NI-VISA 2019 or later
*Keysight IO Libraries Suite 19.0 or later
*KI-VISA 5.5.0 or later

USBシリアルコンバータを使用してRS232C接続すると、正常に動作しない場合があります。

ダウンロード

リリースノート

  • 2024-10-16 README

    リリースノート このドキュメントはKikusui Easy Controller for PCR-M application, VER 1.4.0 (JUNE 2012)について説明します。
    要求システム このアプリケーションを動作させるには以下の動作環境が必要です:
    • Windows XP(x86 SP2以降), Vista(x86/x64), 7(x86/x64)のいずれか
    • VISA SPEC 5.0以上に準拠するVISAライブラリ
      (NI-VISA 5.0以降、Agilent IO Libraries Suite 16.0以降、KI-VISA 5.0以降、のいずれか)
    • VISAがサポートしているGPIBカードとIEEE488 ケーブル (GPIBを使用するとき)
    • ヌルモデム(クロスタイプ)のシリアルケーブル(RS232を使用するとき)
    • USBケーブル(USBを使用するとき)
    • 制御対象のPCR-Mシリーズ交流電源 (PCR500M、PCR1000M、PCRM2000M)

    インストールの手順 このアプリケーションをインストールには、管理者権限でezCtrlPcrmSetup_1_x_x.exe (xはバージョンによって異なる)を実行してください。 アプリケーションのインストールによって、PCR-Mシリーズ用のIVI-COM計測器ドライバも自動的にインストールされます。
    機器のセットアップ このアプリケーションはGPIB、USB、またはRS232CのいずれかのインターフェースでPCR-Mと通信を行います。従って機器をPCに接続する必要があります。更に、PCR-Mのコンフィグ設定をする必要があります。コンフィグ設定を行うにはPCR-Mの本体パネルのCONFIGボタンを操作します。
    • RS232で通信するときには、インターフェースタイプを RS232 ("232")と選択し、ボーレートを19.2kbps、X-Flow(F.CTL)をONしてください。
    • GPIBで通信するときには、インターフェースタイプを GPIB ("488")と選択し, デバイスアドレス1~30の中から適切なものを選択してください
    • USBで通信するときには、インターフェースタイプを USBと選択してください
    コンフィグレーション設定を変更した場合、5秒以上待ってからPCR-Mの電源を再投入して変更を適用してください。
    概要 このアプリケーションは、交流電源PCR-Mをパソコンからリモート制御する対話型の仮想パネルプログラムです。アプリケーションは本体パネルの設定をするだけではなく、設定データをファイルに保存したり読み込むことや、測定データをテキストファイルとして格納する事もできます。
    操作手順 起動 アプリケーションが起動された直後、PCR-Mとの通信確認をするためにI/O Configダイアログが現れます。「Try *IDN Query」ボタンをクリックするとPCR-Mとの通信チェックが行われます。機器のID文字列が取得できた場合はそれが表示されます。失敗した場合は、I/Oケーブル、 VISAおよびIVIドライバのセットアップ、PCR-Mの環境設定の再確認を行ってください。 Enable Simulationチェックボックスをチェックすると、実際の計測器を接続せずにシミュレーションで動作します。 (シミュレーション動作はPCR500Mが仮想的に接続されていると想定します。) OKボタンをクリックすると、アプリケーションのメイン画面が表示されます。 メインスクリーン PCR-Mの「Coupling Mode」(AC/DCモード)、「Voltage Range」(出力レンジ)、「Output Settings」(出力電圧設定、周波数設定)、「Limit Settings」 (電流リミット値、オーバーロード時の振る舞い)等をリモート制御することができます。 出力 ON/OFF 「Output ON」または「Output OFF」ボタンをクリックすると出力のON/OFFをします。 Output ON中には設定を変えられない項目が幾つかあるの注意してください。赤く大きな「Output ON」または「Output OFF」の表示は、ステータスの表示更新を有効にしていると (アプリケーションのデフォルト設定は有効になっている)出力の状態表示を自動更新します。ステータスの表示更新を無効にしているとPCR-Mの状態監視を行わないため表示の自動更新を行いません。 ステータスの表示 「Status」ボタンをクリックすると、ステータスモニタの自動更新機能を有効又は無効に設定します。アプリケーションのデフォルト設定は有効になっています。 計測 「Measure」ボタンをクリックすると、「Measurement Monitor」リスト上に表示される計測データの自働ロギング機能を有効又は無効に設定します。「Data Generation」オプション(Tools | Data Optionsメニュー)の設定で「Generate Measurement Files」が有効設定の場合、自動取り込み計測データは指定されたディレクトリに置かれるテキストファイルに保管されます。ファイル名は日時の名前が自動的につけられます。テキストデータは、Microsoft Excel や他の表計算ソフトウェアで開くことができます。 ピーク値クリア 「Pk Clear」ボタンをクリックすると、電流計測のピークホールドをクリアします。 アラームクリア 「Alm Clear」ボタンをクリックすると、現在発生しているアラームを解除します。「Alarm」は、赤い色で「Status Monitor」で示される項目を含みます DSPのアラームが発生したときは機器を再起動する必要があります。 パネルメモリの読み出し/保存 「Recall」または「Store」ボタンをクリックすると、PCR-Mのパネルメモリを読み出したりしたり、保存します。 ファイルのオープン/セーブ 「Open」または「Save」ボタンをクリックすると、メイン画面の設定項目をファイルに保存したり、既に保存しているファイルをオープンします。ファイルの拡張子は.PNLです。そして、フォーマットはWindowsの「.INI」ファイルスタイルのテキストです。 画面更新 View | Refresh(F5)メニューを選ぶと、機器の設定を読み込んでアプリケーションGUIの同期をとります。これは、LOCAL状態で機器のフロントパネルを操作した場合などで一貫性が崩壊してしまった場合の GUI回復処理に立ちます。 継続的な計測 Instrument | Enable Continuous Measureメニューを選ぶと、機器の電圧計/電流計表示を強制的に更新するようにします。通常、機器がリモート状態のときは明示的な計測開始アクションがあった場合のみ、電圧計/電流計表示を更新します。従って、計測開始アクションがない場合には電圧計/電流計表示の表示更新を行いません。これを避けるために、機器に計測開始コマンドを送信することなくあたかもLOCAL状態のように自動的に電圧計/電流計測定値更新するように、Continuous Measure機能で有効にすることができます。 エラー照会 このアプリケーションは、アプリケーションの設計をより簡略化するために「Error Query」機能を使用する事によってエラーの問い合わせをします。例えばExternalボード未装着状態での「EXT AC」選択、のようないかなる機器エラーも、誤操作をした時に検知することができます。 セルフテスト 「Status Monitor」でDSPイベントがハイライトになっているときは、1つ以上の内部エラーが発生しています。この場合、「Self Test」と「Error Query」機能によってエラーの詳細を確認することができます、 Tools | Self Testメニューを選ぶことによって、エラーの自己診断をすることができます。セルフテスト結果がゼロ以外ならば、Tools | Error Queryメニューを選ぶことによってエラー照会ができます。 ステートキャッシュの無効化 このアプリケーションは、IVI機器ドライバによって機器を制御します。ドライバは、複数回送られる同一のセッティングを避けるために、「State Cache」機能を使用してI/O性能を向上させます。たとえば、アプリケーションで一度AC設定電圧を110V に設定したのならば、以降AC設定データが同じである限り機器への通信を行いません。しかし、機器をLOCAL状態に切り換えてフロントパネルを操作した場合、計測器ドライバとアプリケーションは機器の設定が変更されたことを認識できないため、ドライバのキャッシュの推測状態は崩壊します。この問題を避けるため、再度機器との同期をとるために「State Cache」を一時的に無効化することができます。
    Update History VER 1.4.0 - 19/JUNE/2012, Bundled IVI driver changed to 2.0.1.16 (x86/x64). VER 1.3.0 - 10/MAY/2010, Architecture changed due to bandling new IVI-COM driver. Windows Vista and 7 support added, Windows 9x/Me support removed. VER 1.2.0 - 15/MAY/2006, Frequency item is added on Monitor and Log VER 1.1.0 - 06/DEC/2005, Memory Recall Preview function added VER 1.0.1 - 13/JULY/2005, Simulation function added VER 1.0.0 - 01/JUNE/2005, the first release
    (c)2005-2012 Kikusui Electronics Corp.

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