
多機能直流電子負荷装置PLZ-5W/5WZシリーズ
フラッグシップモデル、誕生。
継承、そして深化。新たなる電子負荷のスタンダード
PLZ-5Wシリーズ(以下、PLZ-5W)は、従来機(PLZ-4Wシリーズ)の優れた操作性を継承しつつ、視認性の高いカラー液晶ディスプレイ(LCD)を採用。最大動作電圧150V、最低動作電圧0.25Vで低電圧入力にも対応しています。本シリーズは、定電流、定抵抗、定電圧、定電力、定電流+定電圧、定抵抗+定電圧の6つの動作モードに加えて、電圧入力に対して任意の電流設定が可能な任意IV特性(ARB)モードを新たに搭載した、高性能な直流電子負荷装置です。最高スルーレート60A/μs(PLZ1205W)の高速応答と10μAの最小設定分解能(PLZ205WLレンジ)に加え、ソフトスタート機能、可変スルーレート、レスポンス切替(CV/CR モード)、スイッチング機能、ABCプリセットメモリ、20個のセットアップメモリ、シーケンス機能など多彩な機能を備えています。また高速応答が可能になったことにより、高速な電流可変が必要な電源試験や電流センサーの試験などに柔軟に対応します。また外部電圧入力も広帯域化が図られ、さまざまなアプリケーションへの対応が可能です。さらに、ブースタ(PLZ2405WB)を接続することにより最大10.8kW/2160Aを省スペースで実現できます(当社従来比)。通信インターフェースもLAN(LXI)/USB/RS232Cを標準装備し、各種検査システムへの組み込みが容易です。
特長
仕様 | 定格 | 定電流モード(CC) | 定電圧モード(CV) | ||||||||
形名 | 動作電圧 | 電流 | 電力 | 設定可能範囲 | リップル | 設定可能範囲 | 分解能 | ||||
V | A | W | Hレンジ(A) | Mレンジ(A) | Lレンジ(A) | mArms | Hレンジ(V) | Lレンジ(V) | Hレンジ(mV) | Lレンジ(mV) | |
PLZ205W | 0.25〜150 | 40 | 200 | 0〜42 | 0〜4.2 | 0〜0.42 | 4 | 0〜157.5 | 0〜15.75 | 5 | 0.5 |
PLZ405W | 80 | 400 | 0〜84 | 0〜8.4 | 0〜0.84 | 8 | |||||
PLZ1205W | 240 | 1200 | 0〜252 | 0〜25.2 | 0〜2.52 | 24 | |||||
仕様 | 定抵抗モード(CR) | 定電力モード(CP) | 質量 | 消費電力 | ||||
形名 | 設定可能範囲 | 設定可能範囲 | (約) | (約) | ||||
Hレンジ(S) | Mレンジ(S) | Lレンジ(mS) | Hレンジ(W) | Mレンジ(W) | Lレンジ(W) | kg | VAmax | |
PLZ205W | 42〜0 | 4.2〜0 | 420〜0 | 0〜210 | 0〜21 | 0〜2.1 | 7 | 50 |
PLZ405W | 84〜0 | 8.4〜0 | 840〜0 | 0〜420 | 0〜42 | 0〜4.2 | 7.5 | 50 |
PLZ1205W | 252〜0 | 25.2〜0 | 2520〜0 | 0〜1260 | 0〜126 | 0〜12.6 | 14 | 85 |
動作モードの設定
PLZ-5W は下記の動作モードを備えています。定電流モードおよび定抵抗モードでは、さらに定電圧モード(+CV)の動作を追加できます。
定電流(CC)モード | 電流値を指定し、電圧が変化しても電流を一定に保ちます。 |
定抵抗(CR)モード | コンダクタンス値を指定し、電圧の変化に対して比例した電流を流します。 |
定電圧(CV)モード | 電圧を指定し、負荷入力端の電圧が一定になるように電流を流します。 |
定電力(CP)モード | 電力値を指定し、消費される電力が一定になるように電流を流します。 |
任意IV 特性(ARB)モード | I-V 特性上の任意の電圧値と電流値を複数指定して、任意の負荷特性を設定できます。 |
スルーレートの設定
最大5台、100kWまで可能
電流を変化させるときの、変化の速さを設定できます。スルーレートを設定すると、下記の場合にスルーレートが機能します。
- 設定値を変更して電流値を変化させたとき(スイッチング機能含む)。
- 定電流(CC)モードの外部コントロールで電流値を変化させたとき。
- ロードオンで電流値が変化したとき。
スルーレートは、単位時間当たりの電流の変化量を電流レンジに応じて設定します。また、立上りと立下りで共通の値を設定します。CC モードまたはARB モードのとき、ロードオン/オフにかかわらず設定できます。
ロードオン・オフ動作
システムに応じて柔軟に対応します。ロードオン・オフ動作は通常操作のほかに下記を選択可能です。
- 電源投入時にロードオンの状態で起動
- ロードオンの経過時間を表示
- 一定時間経過時間後にロードオフ
- リレー等の外部信号によってロードオン・オフ
任意IV特性(ARB)モード
任意IV特性(ARB)モードでは、IV特性上の任意の点(電圧値、電流値のセット)を複数登録することで、任意のIV特性を設定できます。任意の点は3 点~ 100 点まで登録できます。LED 負荷のシミュレーションなどに利用できます。
ショート機能
ショート機能を作動させると、定電流(CC)モードでは最大電流値、定抵抗(CR)モードでは最小抵抗値に設定され、EXT CONT コネクタのリレー(DC30 V/1 A)接点が閉じます。外部の大電流用リレーなどを駆動して負荷入力端子をショートさせることができます。
スイッチング機能
定電流モードおよび定抵抗モードにて、最高100kHzでのスイッチング動作が可能です。またレベル、周波数、デューティ比などの設定パラメータはロードオン中でも変更することができます。
設定パラメータ
- 動作モード : CCおよびCR
- 周波数設定範囲 : 1Hz〜100kHz
- 周波数設定分解能
1Hz〜10Hz 0.1Hz 11Hz〜100Hz 1Hz 110Hz〜1kHz 10Hz 1.1kHz〜10kHz 0.1kHz 10kHz〜100kHz 20kHz,50kHz,100kHz - 周波数設定確度 : ±(0.5% of set)
- デューティ比設定範囲、ステップ
※デューティ比設定の最小時間幅は5μsです。1 Hz ~10 Hz 5.0 % ~ 95.0 %, 0.1 % ステップ 11 Hz ~100 Hz 110 Hz ~1000 Hz 1.1 kHz ~10.0 kHz 5 % ~ 95 %, 1 % ステップ 10 kHz ~100 kHz 10 % ~ 90 %, 10 % ステップ
ソフトスタート機能
経過時間、積算電流、積算電力を記録することができます。記録期間やリセットは任意で設定可能です。また、積算データの表示/非表示を設定可能です。
ソフトスタートは、負荷電流の立上り時間を制限する機能です。下記の条件をすべて満たしたときのみ、ソフトスタートが機能します。
- ソフトスタートの立上り時間が設定されている。
- 定電流(CC)モードでロードオン状態。
- 負荷入力端子に入力がない状態から、最小動作条件以上の入力があった場合。
負荷電流が急激に立上ると被試験物の出力が不安定になる場合や、電源の過電流保護回路が作動してしまうので、起動時の電流変化のみ遅くしたい場合などに使用します。 立上り時間は、OFF/100μs / 200μs / 500μs/ 1ms/ 2ms /5ms/10ms/20ms に設定できます。
シーケンス機能
シーケンスは、あらかじめ設定した動作を連続的に実行する機能です。シーケンスは、プログラムとステップで構成されます。プログラムは、ステップの集合体です。ステップは、ステップ1から1つずつ昇順に実行されます。最後のステップが終了すると、そのプログラムの実行が1回終了したことになります。
設定項目 | 内容 |
負荷設定値 | 電流値、コンダクタンス値、電圧値、電力値。現在の動作モードによって設定できる値が異なる。 |
ステップ実行時間 | ステップごとに0.000025 s ~ 3600000 s を設定可能。 |
電流値遷移方法 | 階段状、またはスロープ状。 |
プログラムのループ回数 | 1 回~ 100000 回、または無限。 |
シーケンス編集/実行/停止方法 | 前面パネル操作、またはRS232C / LAN / USB でのリモート操作。 |
その他 | ロードオン/オフ制御、スルーレート、CC またはCR モード時にCVモードを追加、トリガソース設定、ステップ実行時トリガ信号出力オン/オフ、保護機能(OCP、OPP、UVP)作動時の動作 |
TALink
TALink(Transient Acquire Link)トリガを用いると、シーケンスのステップと同期してPLZ-5Wにデータをロギングさせることが可能です。ロギングしたデータはPLZ-5Wと通信をすることで取得できます。
リモートセンシング機能
リモートセンシングを行うと、電圧の計測点を負荷入力端子から任意のセンシング点に変更できます。センシング点を被試験物端に設定することで、負荷用電線の抵抗による電圧降下などの影響を低減し、CR/CV/CPモードの動作を安定させることができます。リモートセンシングを使用する場合は、センシング線をPLZ-5W のセンシング端子と被試験物端に接続し、リモートセンシング機能を有効にします。 ●リモートセンシング補償可能電圧:往復7V
カットオフ機能
カットオフ機能は、ロードオンからの時間経過/電圧低下/積算電流/積算電力が設定値に達するとロードオフする機能です。複数の要因を選択することができます。複数選択した場合は、最初に到達した条件でロードオフします。
同期運転機能
PLZ-5Wを相互に通信ケーブルで接続するだけで、同期運転をすることができます。(市販LAN ケーブルによる簡単設定)
- 複数台のロードオン/オフを同期する。
- 測定を同期する(リモートコントロール)
- 複数台のシーケンス開始タイミング、一時停止解除タイミングを同期する。
PLZ-5Wの各機種を混在して接続可能です。(例:PLZ205W とPLZ1205W など)また、並列運転の状態でも同期運転できます。
セットアップメモリ
- 動作モード(CC/CR/CV/CP、+CVの有無)
- 保存時の電流値/抵抗値/電圧値/電力値
- レンジ設定
- スルーレート値
- スイッチング周波数/デューティ比/レベル/時間
- 保護設定
- ABCプリセットメモリの内容
ABCプリセットメモリ
各モードの各レンジごとにA、B、Cの3つのメモリがあり、設定値を保存することができます。保存された設定値は、ロードオン中でも自由に呼び出し、保存ができます。定電流+定電圧、定抵抗+定電圧モードでは、定電流および定電圧、定抵抗および定電圧の両方のメモリの呼び出し・保存ができます。
保護機能・その他
過電流保護(OCP)、過電力保護(OPP)、過電圧検出(OVP)、低電圧保護(UVP)、過熱保護(OTP)、逆接続検出(REV)、外部アラーム入力検出、コンフィグレーション設定、USBキーボード対応。
アプリケーション
電源の簡易インピーダンス測定
【PLZ-5Wの場合】
ファンクションジェネレータとデジタルボルトメータを組み合わせた簡易インピーダンス測定システムの構築など様々なアプリケーションに柔軟に対応します。
【PLZ-5WZの場合】
ファンクションジェネレータ不要
ヒューズ溶断試験
ヒューズ溶断試験では、直流電源の定電流動作において、高速電流制御が求められます。直流電源単体では、高速電流制御することは困難ですが、新製品の電子負荷装置 PLZ-5W と組み合わせるだけで、高速電流制御が可能になります。ヒューズ溶断試験では、JASO D612 規格が要求されます。規格要求の各試験(電圧降下試験 / トランジェント電流遮断試験 / 溶断時間試験 / ステップ通電試験 / 遮断容量試験)が可能です。
バッテリー評価試験
大容量スイッチング電源 PAT-T シリーズのみでは高速動作はできませんが、直列及び並列に電子負荷装置 PLZ-5W シリーズを接続することで、高速応答なユニポーラ電源を構築することが出来ます。これにより、バッテリーに対してパターン化した充電電流、放電電流を高速動作で同期して、電流を流すことが可能になります。さらに、バッテリー評価試験にて PLZ-5WZ にすると、評価中にシームレスにバッテリーのインピーダンスが測定可能。
広帯域な電流センサー評価への対応
直流電源と組み合わせて高精度な定電流電源を構成することにより、電流センサーの評価等にも対応可能になります。 また、3段階のレンジ設定を装備していますので設定したい電流値に合わせた電流設定分解能を選択することができます。
仕様
形名 PLZ205W PLZ405W PLZ1205W 動作電圧 0.25 V〜150 V *1 電流 *2 40 A 80 A 240 A *3 電力 200W 400W 1200W 最小動作電圧 0.05 V(後面入力端子にて) ロードオフ時の入力抵抗 約660 kΩ *4 負荷入力端子の対接地電圧 ±500 V *1 スイッチングモードでは、スルーレート設定1A/μsあたり、最低動作電圧(配線インダクタンス成分による電圧降下分を含む)はPLZ205Wで約150mV上昇、PLZ405Wで約125mV上昇、PLZ1205Wで約75mV上昇。 *2 入力電圧が1V以下の場合には、0.1Vあたり10%の電流が低減されます。 *3 前面負荷入力端子は80A。PLZ-5Wの仕様は後面負荷入力端子において規定されており、前面負荷入力端子では仕様を満足しない場合があります。 *4 同一機種による並列運転の場合は、約660/台数kΩ
形名 PLZ205W PLZ405W PLZ1205W 動作範囲 Hレンジ 0 A 〜 40 A 0 A 〜 80 A 0 A 〜 240 A Mレンジ 0 A 〜 4 A 0 A 〜 8 A 0 A 〜 24 A Lレンジ 0 A 〜 0.4 A 0 A 〜 0.8 A 0 A 〜 2.4 A 設定可能範囲 Hレンジ 0 A 〜 42 A 0 A 〜 84 A 0 A 〜 252 A Mレンジ 0 A 〜 4.2 A 0 A 〜 8.4 A 0 A 〜 25.2 A Lレンジ 0 A 〜 0.42 A 0 A 〜 0.84 A 0 A 〜 2.52 A 分解能 Hレンジ 1 mA 2 mA 5 mA Mレンジ 0.1 mA 0.2 mA 0.5 mA Lレンジ 0.01 mA 0.02 mA 0.05 mA 設定確度 Hレンジ ±(0.2% of set + 0.1% of range) Mレンジ ±(0.2% of set + 0.3% of range) Lレンジ ±(0.2% of set + 1% of range) 並列運転 Hレンジ ±(0.4% of set + 0.8% of range) Mレンジ ±(0.4% of set + 0.8% of range) Lレンジ ±(0.4% of set + 5% of range) 入力電圧変動*1 4 mA 8 mA 24 mA リップル rms *2 4 mA 8 mA 24 mA p-p *3 40 mA 80 mA 200 mA *1 定格電力 / 150Vの電流にて入力電圧を1V〜150Vまで変動させた時 *2 測定周波数帯域:10Hz 〜 1MHz *3 測定周波数帯域:10Hz 〜 20MHz
形名 PLZ205W PLZ405W PLZ1205W 動作範囲*1 Hレンジ 40 S 〜 0.002 S
(0.025 Ω 〜 500 Ω)80 S 〜 0.004 S
(0.0125 Ω 〜 250 Ω)240 S 〜 0.012 S
(0.0042 Ω 〜 83.333 Ω)Mレンジ 4 S 〜 0.0002 S
(0.25 Ω 〜 5000 Ω)8 S 〜 0.0004 S
(0.125 Ω 〜 2500 Ω)24 S 〜 0.0012 S
(0.042 Ω 〜 833.33 Ω)Lレンジ 400 mS 〜 0.02 mS
(2.5 Ω 〜 50000 Ω)800 mS 〜 0.04 mS
(1.25 Ω 〜 25000 Ω)2400 mS 〜 0.12 mS
(0.42 Ω 〜 8333.3 Ω)設定可能範囲 Hレンジ 42 S 〜 0 S
(0.0238 Ω 〜 Open)84 S 〜 0 S
(0.0119 Ω 〜 Open)252 S 〜 0 S
(0.00397 Ω 〜 Open)Mレンジ 4.2 S 〜 0 S
(0.238 Ω 〜 Open)8.4 S 〜 0 S
(0.119 Ω 〜 Open)25.2 S 〜 0 S
(0.0397 Ω 〜 Open)Lレンジ 420 mS 〜 0 S
(2.38 Ω 〜 Open)840 mS 〜0 S
(1.19 Ω 〜 Open)2520 mS 〜 0 S
(0.397 Ω 〜 Open)分解能 Hレンジ 1 mS 2 mS 5 mS Mレンジ 0.1 mS 0.2 mS 0.5 mS Lレンジ 0.01 mS 0.02 mS 0.05 mS 設定確度 *2 Hレンジ ±(0.5% of set + 0.5% of range) Mレンジ ±(0.5% of set + 0.5% of range) Lレンジ ±(0.5% of set + 1.5% of range) 並列運転 Hレンジ ±(0.5% of set + 1.5% of range) Mレンジ ±(0.5% of set + 1.5% of range) Lレンジ ±(0.5% of set + 5% of range) *1 コンダクタンス[S] = 入力電流[A] / 入力電圧[V] = 1 / 抵抗値[Ω] *2 入力電流での換算値。リモートセンシング時のセンシング端にて。
形名 PLZ205W PLZ405W PLZ1205W 動作範囲 Hレンジ 0.25 V 〜 150 V Lレンジ 0.25 V 〜 15 V 設定可能範囲 Hレンジ 0 V 〜 157.5 V Lレンジ 0 V 〜 15.75 V 分解能 Hレンジ 5 mV Lレンジ 0.5 mV 設定確度 *1 ±(0.1% of set + 0.1% of range) 並列運転 ±(0.2% of set + 0.2% of range) 入力電圧変動*2 12 mV *1 入力電圧が動作範囲内で、リモートセンシング時のセンシング端にて。 *2 入力電圧5Vで定格の10% ~ 100%の電流変化に対して(リモートセンシング時)。
形名 PLZ205W PLZ405W PLZ1205W 動作範囲 Hレンジ 20 W 〜 200 W 40 W 〜 400 W 120 W 〜 1200 W Mレンジ 2 W 〜 20 W 4 W 〜 40 W 12 W 〜 120 W Lレンジ 0.2 W 〜 2 W 0.4 W 〜 4 W 1.2 W 〜 12 W 設定可能範囲 Hレンジ 0 W 〜 210 W 0 W 〜 420 W 0 W 〜 1260 W Mレンジ 0 W 〜 21 W 0 W 〜 42 W 0 W 〜 126 W Lレンジ 0 W 〜 2.1 W 0 W 〜 4.2 W 0 W 〜 12.6 W 分解能 Hレンジ 0.005 W 0.01 W 0.05 W Mレンジ 0.0005 W 0.001 W 0.005 W Lレンジ 0.00005 W 0.0001 W 0.0005 W 設定確度 *3 Hレンジ ±(0.5% of range + 0.04A×Vin) ±(0.5% of range + 0.08A×Vin) ±(0.5% of range + 0.24A×Vin) Mレンジ ±(0.5% of range + 0.008A×Vin) ±(0.5% of range + 0.016A×Vin) ±(0.5% of range + 0.048A×Vin) Lレンジ ±(1% of range + 0.004A×Vin) ±(1% of range + 0.008A×Vin) ±(1% of range + 0.024A×Vin) 並列運転 Hレンジ ±(2% of range + 0.4% current range ×Vin) Mレンジ ±(2% of range + 0.4% current range ×Vin) Lレンジ ±(2% of range + 2.5% current range ×Vin) *1 Vin: 後面負荷入力端子電圧、またはセンシング端子電圧。
形名 PLZ205W PLZ405W PLZ1205W 動作範囲 入力電圧に対して3点~100点の電流値を設定可能。(設定された点の間は直線で補間) 応答速度 入力電圧に対して最小50μs 形名 PLZ205W PLZ405W PLZ1205W 表示 Hレンジ 0.00V〜150.00V Lレンジ 0.000V〜15.000V 確度 ±(0.1% of reading + 0.1% of range) 並列運転(TYP値) ±(0.1% of reading + 0.1% of range) 形名 PLZ205W PLZ405W PLZ1205W 表示 Hレンジ 0.000A〜40.000A 0.000A〜80.000A 0.00A〜240.00A Mレンジ 0.0000A〜4.0000A 0.0000A〜8.0000A 0.000A〜24.000A Lレンジ 0.00mA〜400.00mA 0.00mA〜800.00mA 0.0000mA〜2.4000A 確度 H, Mレンジ ±(0.2% of reading + 0.3% of range) Lレンジ ±(0.2% of reading + 1% of range) 並列運転(TYP値) H, Mレンジ ±(0.4% of reading + 0.8% of range) Lレンジ ±(0.4% of reading + 5% of range) 形名 PLZ205W PLZ405W PLZ1205W 表示 電圧計と電流計表示値の積を表示 形名 PLZ205W PLZ405W PLZ1205W 動作モード CC、CR 周波数設定範囲 1.0Hz〜100.0kHz 周波数
設定分解能1Hz〜10Hz 0.1Hz 11Hz〜100Hz 1Hz 110Hz〜1000Hz 10Hz 1.1kHz〜10.0kHz 0.1kHz 10kHz〜100kHz 20kHz, 50kHz, 100kHz 周波数設定確度 ±(0.5% of set) デューティ
比設定範囲、
ステップ *11Hz〜10Hz 5.0% 〜 95.0%、0.1% Step 11Hz〜100Hz 110Hz〜1000Hz 1.1kHz〜10.0kHz 5% 〜 95% 、1% Step 10kHz〜100kHz 10% 〜 90%、10% Step *1 最小時間幅は5μs。最小デューティ比は最小時間幅によって制限されます。
形名 PLZ205W PLZ405W PLZ1205W 動作モード CC 設定範囲 Hレンジ 0.01 A/μs 〜 10 A/μs 0.02 A/μs 〜 20 A/μs 0.06 A/μs 〜 60 A/μs Mレンジ 0.001 A/μs 〜 1 A/μs 0.002 A/μs 〜 2 A/μs 0.006 A/μs 〜 6 A/μs Lレンジ 0.1 mA/μs 〜 100 mA/μs 0.2 mA/μs 〜 200 mA/μs 0.6 mA/μs 〜 600 mA/μs 分解能 Hレンジ 0.01A/μs 0.02A/μs 0.06A/μs Mレンジ 0.001A/μs 0.002A/μs 0.006A/μs Lレンジ 0.1mA/μs 0.2mA/μs 0.6mA/μs 設定確度 *1 H,Mレンジ ±(10% of set + 1.25μs) Lレンジ ±(12% of set + 5μs) *1 定格電流の0% ~ 100%の電流変化にて、10% ~ 90%に達する時間
形名 PLZ205W PLZ405W PLZ1205W 動作モード CC 時間設定範囲 OFF, 100μs, 200μs, 500μs, 1ms, 2ms, 5ms, 10ms, 20ms 時間設定確度 ±(30% of set +10μs) 形名 PLZ205W PLZ405W PLZ1205W 補償電圧 約7V(入力端子とセンシング端子間の電位差の合計) 形名 PLZ205W PLZ405W PLZ1205W 過電流保護(OCP) 設定範囲 0.0A〜44.0A 0.0A〜88.0A 0.0A〜264.0A 分解能 10mA 10mA 10mA 保護動作 ロードオフまたは制限の選択 過電力保護(OPP) 設定範囲 0W〜220W 0W〜440W 0W〜1320W 分解能 0.1W 0.1W 0.1W 保護動作 ロードオフまたは制限の選択 低電圧保護(UVP) 設定範囲 Off、0.00V〜150.00V 分解能 0.01V 保護動作 ロードオフ ウォッチドッグ保護(WDP) 設定範囲 Off、1s〜3600s 保護動作 ロードオフ 形名 PLZ205W PLZ405W PLZ1205W 動作モード CC、CR、CV、CP 最大プログラム数 30 最大ステップ数 10000 ステップ実行時間 25μs〜1000h 時間分解能 25μs 形名 PLZ205W PLZ405W PLZ1205W 経過時間表示 ロードオンからロードオフまでの時間を表示 /td> 範囲 1s~999h59min59s 積算電流計 ロードオンからロードオフまでの積算電流を表示 積算電力計 ロードオンからロードオフまでの積算電力を表示 自動ロードオフタイマ 設定時間経過後、自動的にロードオフ 設定可能範囲 1s~3599999sまたはOff 形名 PLZ205W PLZ405W PLZ1205W ロードオン/オフ 制御入力 論理レベル切替可能。10kΩで5Vにプルアップ。しきい値はHIGH : 3.5V〜5V、LOW : 0V〜1.5V レンジ制御入力 レンジ L/M/Hを2bitの信号で切り替え可能。10kΩで5Vにプルアップ。しきい値はHIGH : 3.5V〜5V LOW : 0V〜1.5V アラーム入力 0V~1.5V の電圧でアラーム動作。10kΩで5Vにプルアップ。
しきい値はHIGH : 3.5V~5V LOW : 0V~1.5Vアラーム解除入力 アラーム発生後、アラームの原因を解消し、EXT CONT コネクタの5 番端子の入力をLOWレベルから HIGH レベルにすると、その立ち上がりエッジでアラーム解除。10kΩで5Vにプルアップ。
しきい値はHigh : 3.5V~5V Low : 0V~1.5Vトリガ入力 シーケンス動作の一時停止中に0V~0.8V 電圧で一時停止解除。10kΩで5Vにプルアップ。
しきい値は HIGH : 2V~5V LOW : 0V~0.8V外部電圧制御入力
(CC/CR/CPモード)外部電圧入力でCC/CR/CPいずれかの負荷設定値を制御。
入力インピーダンスは約10kΩ
CC Mode : 0V〜10Vで定格電流の0%〜100%を制御
CR Mode : 0V〜10Vでコンダクタンス設定値の0%〜100%を制御。
CP Mode : 0V〜10Vで定格電力の0%〜100%を制御設定確度 ±(1% of range)(CC モード、H レンジのTYP値) 外部電圧制御入力(CVモード) 外部電圧入力でCVモードの負荷設定値を制御。0V〜10Vで定格電圧の0%〜100%を制御。入力インピーダンスは約10kΩ 設定確度 ±(1% of range)(TYP値) 外部電圧制御入力(CC 重畳) 外部電圧入力でCCモードの負荷設定値に電流値を加算して制御。-10V〜10Vで定格電流の -100%〜100%の電流値を加算。入力インピーダンスは約10kΩ 設定確度 ±(1% of range)(H レンジの TYP値) ロードオン/オフ ステータス出力 ロードオン時にオン。フォトカプラによるオープンコレクタ出力*1 レンジステータス出力 電流レンジ L/M/Hの状態を2bitで出力。フォトカプラによるオープンコレクタ出力*1 ALARM1 出力 過電圧検出、逆接続検出、過熱検出、アラーム入力検出、前面負荷入力端子過電流検出、並列運転異常検出動作時にオン。
フォトカプラによるオープンコレクタ出力*1ALARM2 出力 OCP、OPP、UVP、WDP動作時にオン Digital 0出力 / Digital 1 出力 シーケンスのステップ期間中のロジック信号出力。出力インピーダンス:約330Ω、出力電圧3.3V EMF Digital 2 入出力 入出力切り替え可能。出力設定時:シーケンスのトリガ出力。出力インピーダンスは約330Ω
入力設定時:シーケンスと測定機能トリガ入力。しきい値はHIGH : 2V~5V LOW : 0V~0.8V電流モニタ出力 各レンジの定格電流 0〜100%で0〜10V出力 確度 ±(1% of range)(H レンジ TYP値) ショート接点出力 ショート機能ONでリレー接点ON(30V / 1A) *1 フォトカプラの最大印加電圧は30V 最大電流は4mA
形名 PLZ205W PLZ405W PLZ1205W トリガ出力 シーケンスでトリガ出力を設定した場合、ステップ実行時に10μsのパルスを出力。
スイッチング動作時に1usのパルスを出力電流モニタ出力 レンジ定格電流の0%〜100%で0V〜2V を出力 確度 ±(1% of range)( H レンジの TYP値) 対接地電圧 ±30V 形名 PLZ205W PLZ405W PLZ1205W LAN IEEE 802,3 100Base-Tx/10Base-T Ethernet IPv4,RJ-45 コネクタ RS232C D-SUB 9pin, ボーレート : 9600/19200/38400/115200 bps, データ長 : 8 bit, ストップビット : 1 bit, パリティビット : なし, フロー制御:なし/CTS-RTS USB USB 2.0仕様に準拠, 通信速度480 Mbps(High Speed), USBTMC-USB488デバイスクラス仕様に準拠 形名 PLZ205W PLZ405W PLZ1205W 入力電圧/周波数範囲 AC100V~240V (AC90V~250V) 単相 連続 / 47Hz~63Hz 消費電力 50VAmax 50VAmax 85VAmax 突入電流 45A Peak Max 環境条件 動作温度/湿度範囲 0℃~40℃/20%RH~85%RH(結露なし) 保存温度/湿度範囲 -20℃~70℃/90%RH以下(結露なし) 接地場所 屋内使用、2000mまで、過電圧カテゴリII 絶縁抵抗 一次⇔入力端子 500Vdc 30MΩ以上 (周囲湿度70%RH以下) 一次⇔シャシ 入力端子⇔シャシ 耐電圧 一次⇔入力端子 AC1500V 1分間にて異常なし 一次⇔シャシ AC1500V 1分間にて異常なし 入力端子⇔シャシ AC750V 1分間にて異常なし 外形寸法(最大) 214.5W × 124(155)H × 400(480)Dmm 429.5(455)W × 128(145)H × 400(480)Dmm 質量 約7kg 約7.5kg 約14kg 付属品 電源コード1本/前面負荷入力端子カバー1個/
後面負荷入力端子カバー1組/外部コントロール用コネクタキット1組
負荷入力端子用ねじセット2組/前面負荷入力端子ノブセット1組/
CD-R 1枚/クイックリファレンス(和文、英文)1枚/安全のために1冊電磁適合性(EMC)*1 *2 以下の指令および規格の要求事項に適合
EMC指令 2014/30/E、
EN61326-1(Class A *3)、
EN55011(Class A *3、Group1 *4)、
EN61000-3-2、 EN61000-3-3
適用条件:本製品に接続するケーブルおよび電線は、すべて3m未満を使用安全性 *1 低電圧指令 2014/35/EU *2 EN61010-1 (ClassⅠ *5、汚染度2 *6 ) *1 特注品、改造品には適用しない。 *2 パネルにCEマーキング/UKCAマーキングの表示のあるモデルに対してのみ。 *3 本製品はClass A機器です。工業環境での使用が意図されています。本製品を住宅地区で使用すると干渉の原因となることがあります。そのような場合は、ラジオやテレビ放送の受信干渉を防ぐために、ユーザによる電磁放射を減少させる特別な措置が必要となることがあります。 *4 本製品はGroup 1機器です。本製品は、材料処理または検査/分析のために、電磁放射、誘導および/または静電結合の形で意図的に無線周波数エネルギーを発生/使用しません。 *5 本製品はClass I機器です。本製品の保護導体端子を必ず接地してください。正しく接地されていない場合は、安全性は保障されません。 *6 汚染とは、絶縁耐力または表面抵抗率の低下を引き起こし得る異物(固体、液体、または気体)が付着した状態です。汚染度2は、非伝導性の汚染だけが存在し、ときどき、結露によって一時的に導電性になり得る状態を想定しています。
ラインアップ
インピーダンス計測機能付モデル
大型バッテリの生産やメンテナンスに寄与。
PLZ-5WZシリーズ
- インピーダンス測定用 PLZ-5WZ シリーズと専用アプリケーションソフトのみで簡単にインピーダンス測定を実現
- 放電しながらインピーダンス測定を行うため、DUT のリアルなインピーダンス値の取得が可能
- Z のみではなく、R、 jX、 θ の測定も可能
- 測定交流周波数 100Hz ~10kHz(7 つの固定点)、信号レベルも任意に設定可能
- 電池の場合、放電による電圧傾斜の影響を最小限にする電圧傾斜補正機能付き
- ゼロ調整機能により微小インピーダンス測定時の確度アップが可能
- アプリケーションソフトの測定結果やグラフを直接エクセル等にコピー可能
形名 | 最大動作電流 | 動作電圧 | 電力 |
A | V | W | |
PLZ205WZ | 40 | 0.25〜150 | 200 |
PLZ405WZ | 80 | 400 | |
PLZ1205WZ | 240 | 1200 | |
大容量モデル(スマートラック)
PLZ−5W SRシリーズ
PLZ−5W SRシリーズ
PLZ1205WとブースタPLZ2405WBをコンパクトにアセンブルしたSR(スマートラック)を大容量シリーズとしてラインアップしました。入力電力は6kW、10.8kW、15.6kW、20.4kWとなっています。最大入力電流2160Aです。(PLZ6005W SRは1200A)
- 容量は6kW〜20.4kW、計4モデル。
- 専用部品による最適化設計。また、組配、校正など全てが完了済みで納品されますので、即日稼働可能。
- 多機能高速応答タイプの電子負荷として業界最小クラス!
- AC電源は90V〜250V自動切換。特別な配線工事は不要。
- 小容量入力でも仕様を保証。(試験データ標準添付)
- LAN╱USB╱RS232C標準装備。※GPIB(オプション)
- シーケンス作成・制御ソフトウェア「Wavy」で制御可能。
- 安全(感電防止)を最大限考慮した負荷入力端子部。
- 大電流対応の負荷ケーブルをご用意。(別売オプション)
カタログ
- JASO D612対応 新世代自動車向けヒューズの開発・特性評価をサポートHEV,PHEV,EVの出現、LV148に向けた48V化などにより変貌を遂げるクルマの電源。それに合わせたヒューズの対応も急がれている。 評価試験では規格対応はもちろんのこと、電流設定から計測保存まで一貫して管理できる体制が望まれる。
- 複数の入出力を一括連動して制御ハイブリッド車に搭載される高電圧(数百V)入力・低電圧(12V系)出力のDC-DCコンバータは、入出力共にダイナミックに変動する過酷な条件下での動作を強いられる。試験評価にも慎重さが必要だ。
- 電子負荷PLZ-5Wシリーズ インピーダンス測定機能電子負荷のオプションとして、 インピーダンス計測機能を追加。 大型バッテリの生産やメインテナンスに寄与。
- 制御ソフトウェアWavyの多チャネル同期化白熱するADAS(先進運転支援システム)開発を視点に 波形編集ソフトから電源テスト統合ソフトウェアへのロードマップ
- ISO20934最新情報ソリューションノートにて「自動車用ヒューズ溶断試験ソリューション」を紹介させて頂きました坂田です。今回は、自動車用ヒューズについて、規格改版の動きが最近ありましたので、その情報をご提供したいと思います。 ISO20934 […]
- 電子負荷装置の便利な使い方(3)電子負荷装置の豆知識や活用法をご紹介するコラムの3回目です。よろしくお願いいたします。 みなさんUSBメモリって使ってますか? さて、今回の主役はUSBメモリです。USBメモリが登場した時(本格普及は10年くらい前ですか […]
- 電子負荷装置の便利な使い方(2)電子負荷装置の「不都合な真実」 当社の電子負荷装置の基本的な動作モードには、下記(図1)のようなものがあります。 そして被試験物や試験する内容に適した動作モードを「択一」で設定し使用するのが基本です※。 ※定電流+定電圧 […]
- 電子負荷装置の便利な使い方(1)下図のように電子負荷装置とは、実はシャントレギュレータというれっきとした直流電源の一種です。 通常電子負荷装置は最低動作電圧が規定されています。トランジスタの Vce が 0V では動作しないからです。 そ […]