
高電圧大容量直流電子負荷装置PLZ-5WHシリーズ
大容量電源/大容量蓄電池などの評価に!負荷をイメージ通りに再現。よりリアルな評価を実現
PLZ-5WHシリーズは、高い信頼性と安全性を基本に設計された大容量で多機能な直流電子負荷装置です。単一セットで高電圧大容量負荷(20kW)が構成できます。安定で速い応答を可能にする電流制御回路を装備しているので、負荷シミュレーションを高速で実施できます。電流設定は高精度化が図られ、十分な設定分解能を保有しています。カラー液晶ディスプレイ(LCD)を採用しています。視認性の高い表示が可能です。RS232C、USB、LANの通信機能が標準装備されているので、各種検査システムへの組み込みが容易です。
特長
任意IV特性(ARB)モード
ARBモードでは、IV 特性上の任意の点(電圧値対電流値のセット)を複数登録することで、任意のIV特性を設定できます。任意の点は3点~100点まで登録でき、点と点の間は直線補間されます。 最小の電圧値(0.00V)と電流値(0.00A)、最大の電圧値(808.00V)は固定です。
並列運転(最大5台、100kWまで可能)
PLZ12005WH/PLZ20005WHを並列に接続すると、電流容量や電力容量を増加できます。並列運転では、1台がマスタ機として設定されます。マスタ機から、並列に接続したPLZ12005WH/ PLZ20005WH(スレーブ機)をすべてコントロールできます。マスタ機には、並列接続されている台数分の総電流値と総電力値が表示されます。並列運転には、付属品の並列運転信号ケーブルキット(PC02-PLZ-5W)が必要です。
PLZ12005WH/PLZ20005WHのマスタ機1台に、スレーブ機を並列運転信号ケーブルで接続します。スレーブ機は4台まで接続できます。接続状態により、マスタ機とスレーブ機は自動設定されます。単独運転に戻す場合もケーブルを外し、電源を投入するだけで自動設定される為、操作パネルからの設定は不要となります。
ロードオン・オフ動作
システムに応じて柔軟に対応するロードオンオフ機能
ロードオン・オフ動作は通常操作のほかに下記を選択可能です。
- 電源投入時にロードオンの状態で起動
- ロードオンの経過時間を表示
- 一定時間経過時間後にロードオフ
- リレー等の外部信号によってロードオン・オフ
動作モードの設定
PLZ-5WH は、下記の5つの動作モードを備えています。また、CVモード以外の動作モードでは、設定値の電圧になるように電流を流し電圧に制限をかける(UVPL)、またはロードオフする(UVPT)ことができます。
[table id=540 /]スルーレート
電流を変化させるときの、変化の速さを設定できます。スルーレートを設定すると、下記の場合にスルーレートが機能します。
- 設定値を変更して電流値が変化したとき(パルス機能を含む)。
- 定電流(CC)モードの外部コントロールで電流値が変化したとき。
- ロードオンで電流値が変化したとき。
スルーレートは、単位時間当たりの電流の変化量を電流レンジに応じて設定します。また、立上りと立下りで共通の値を設定します。CC モードまたはARB モードのとき、ロードオン/オフにかかわらず設定できます。
[table id=539 /]サイン機能
正弦波状に電流を変化させる動作を「サイン機能」といいます。大容量の電源や蓄電池のリップル重畳試験に適しています。サイン動作時は、前面パネルの TRIG OUT コネクタからトリガ信号が出力されます。ロード オン/オフにかかわらず設定できます。CC モードで動作します。スルーレートの設定はできません。 サイン振幅は、数値で設定できます。
サイン動作時は、電流が Set 値を増加しながら通過するとき(サイン波位相角 0 度)に前面パネルの TRIG OUT コネクタからトリガ信号が 1µs 出力されます。
[table id=537 /]パルス機能
2 値の設定を繰り返して実行する動作を「パルス機能」といいます。大容量の電源の過渡応答特性試験や蓄電池のパルス放電試験に適しています。パルス動作時は、前面パネルの TRIG OUT コネクタからトリガ信号が出力されます。ロード オン/オフにかかわらず設定できます。CC モードおよび CR モードで動作します。 パルス振幅は、数値または負荷設定値に対する比率で設定できます。
パルス動作時は、電流が LOW(Depth)から HIGH(Set)に切り替わるときに前面パネルの TRIG OUT コネクタからトリガ信号が 1µs 出力されます。
[table id=538 /]シーケンス機能
シーケンスは、プログラムとステップで構成されます。プログラムは、ステップの集合体です。ステップは、ステップ 1 から 1 つずつ昇順に実行されます。最後のステップが終了すると、プログラムが 1 回実行されたことになります。指定されたループ回数分プログラムが実行されると、シーケンスが終了します。シーケンス終了時の設定値は、最終ステップの設定値になります。
[table id=536 /]TALink

TALink(Transient Acquire Link)トリガを用いると、シーケンスのステップと同期してPLZ-5WHにデータをロギングさせることが可能です。ロギングしたデータはPLZ-5WHと通信をすることで取得できます。または、CSV 形式で USB メモリに保存することができます。
積算データ機能
経過時間、積算電流、積算電力を記録することができます。ロード オン/オフ、または、シーケンス実行開始/終了に連動して記録(積算)を開始/終了することができます。もしくは任意のタイミングで記録を開始 / 終了することもできます。
リモートセンシング機能
リモートセンシングを行うと、電圧の計測点を負荷入力端子から任意のセンシング点に変更できます。センシング点を被試験物端に設定することで、負荷用電線の抵抗による電圧降下などの影響を低減し、CR/CV/CP モードの動作を安定させることができます。リモートセンシングを使用する場合は、センシング線を PLZ-5WHのセンシング端子と被試験物端に接続し、リモートセンシング機能を有効にします。● リモートセンシング入力定格電圧:800V
カットオフ機能
カットオフ機能は、ロードオンからの時間経過/電圧低下/積算電流/積算電力が設定値に達するとロードオフする機能です。複数の要因を選択することができます。複数選択した場合は、最初に到達した条件でロードオフします。
[table id=535 /]データロギング機能
データロギング機能を使用すると各測定値を内部メモリに記録し、記録したデータを、LCD 上でテーブル表示(Table)または図表示(Chart)できます。さらには、CSV 形式で USB に保存したり、 PLZ-5WH と PC を通信させることで取得することもできます。測定値記録の条件を設定することで、各測定値を記録するタイミングを制御することや、同期接続した機体同士で測定値の記録タイミングを同期させることができます。その他にも PLZ-5WH が Load Off したタイミングで測定値を記録することで、電池の放電容量(Ah)等の試験結果のみを取得し、USB メモリに CSV 形式で保存することができます。
同期運転機能
PLZ-5WH を相互に通信ケーブルで接続するだけで、同期運転をすることができます。(市販 LAN ケーブルによる簡単設定) PLZ-5WH を混在して接続可能です。また、並列運転の状態でも同期運転できます。
- 複数台のロードオン/オフを同期する。
- 測定を同期する
- 複数台のシーケンス開始タイミング、一時停止解除タイミングを同期する。

外部コントロール
PLZ-5WH を外部機器からコントロール/モニタできます。外部コントロールの各端子は負荷入力端子と絶縁されています。
セットアップメモリ
セットアップメモリは、現在の状態における下記の項目を本体メモリに 20 個(0 ~ 19)、または USB メモリに保存できます。
- 動作モード
- 負荷設定値(電流値、コンダクタンス値、電圧値、電力値)
- スルーレート
- パルス振幅(電流値/コンダクタンス値、または比率)
- パルス間隔(周波数 /1 周期の時間と、デューティ比 / HIGH 側の動作時間)
- サイン振幅(電流値)
- サイン周波数
- アラームの作動条件
- ABC プリセットメモリの内容
また、PLZ-5WHで保存したファイルを PLZ-5Wに読み込む(USB メモリー)ことも可能です。本製品で UVP動作を Limitに設定した場合、PLZ-5W(PLZ205W、PLZ405W、PLZ1205W)では+CV モード設定になります。
ソフトスタート機能
ソフトスタートは、負荷電流の立上り時間を制限する機能です。下記の条件をすべて満たしたときのみ、ソフトスタートが機能します。
- ソフトスタートの立上り時間が設定されている。
- 定電流(CC)モードでロードオン状態。
- 負荷入力端子に入力がない状態から、最小動作以上の入力があった場合。
負荷電流が急激に立上ると被試験物の出力が不安定になる場合や、電源の過電流保護回路が作動してしまうので、起動時の電流変化のみ遅くしたい場合などに使用します。

ABCプリセットメモリ
ABC プリセットメモリは、負荷設定値を A、B、C の 3 つのメモリに保存できます。メモリー内容が 1 回の操作で呼び出しできるので、設定値を順番に切り替えて使用する場合に便利です。
電圧・電流モニタ
従来の電流モニタ出力に加え、電圧モニタ出力(0V ~ 8V:測定電圧の 1/100 の出力)を前面 BNC コネクタに追加しました。
保護機能・その他
過電流保護(OCP)、過電力保護(OPP)、過電圧検出(OVP)、低電圧保護(UVP)、過熱保護(OTP)、逆接続検出(REV)、ウオッチドッグ保護(WDP)、外部アラーム入力検出、コンフィグレーション設定、USB キーボード対応。
アプリケーション
仕様
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