EV充電 / 放電多目的コントローラ KEV1000 シリーズ

充放電の環境を
自在にカスタマイズ

KEV1000シリーズは、DC充電コントローラ、AC充電コントローラ、充電チェッカー、放電装置の4つの機能を一筐体に搭載した、EV充電／放電多目的コンローラです。
EV への急速充電、普通充電、放電の各種標準規格に対応します。当社製の直流電源、交流電源、電子負荷装置等を組み合わせて「欲しい環境」を構築することが出来ます。

柔軟なシステム構成と多彩な機能で、EVの充電インターフェイス及び放電インターフェイスのテスト、充放電中に起こる通信異常のチェック、EVの充電システム開発、V2X システム開発、走行テスト、車両生産、車両メンテナンスなど多岐にわたる充放電ニーズをサポートします。

マルチスタンダード対応
～世界の主要規格をこの1台で～

KEV1000シリーズは、一台で世界の主要な充電規格をサポートいたします。CHAdeMO、CCS、GB/T、MODE3、CHAdeMO V2H充放電をご要望に合わせて搭載できます。オプションの規格対応充電ケーブルを付け替えるだけで、自動的に対象となる充電規格を選択しますので、異なる国の充電方式でも車両移動を伴わず実行可能です。

SOC設定機能
～車両バッテリの充電率を任意にコンディショニング～

KEV1000シリーズに標準搭載されているSOC設定機能は、1%～100%から任意の値を終了値として設定することができます。充電・放電の選択は、車両バッテリの充電率と設定されたSOC 終了値を元に自動的に選択されます。SOC終了値に到達すると充放電を自動的に終了します。試験終了時の再充電や出荷・輸送時に要求されるSOCへの調整など様々なシーンで活躍します。

車両とケーブルを繋ぐことで充電方式を自動で認識。SOC（%）と充放電時間を設定後、STARTボタンを押すと充放電を開始します。だれでも簡単に使用できるので、生産現場での作業ミスもありません。

自動で車両放電も可能

シャシダイナモやテストコースでの走行によるEV車両の放電は、人の操作や監視が必要となり、膨大な工数がかかります。KEVシリーズはCHAdeMO V2H放電に対応しており、任意のSOCまで自動で放電できるため、従来の放電時に必要だった面倒な作業が不要になります。

また、双方向直流電源 PXBシリーズの回生機能を利用することで、車両から放電した電力を構内回生し再利用することが可能なためカーボンニュートラルにも貢献できます。

充放電システム
～運用・設置に合わせ、柔軟にカスタマイズ～

KEV1000シリーズには、豊富な設置経験をもとにした『充放電システムパッケージ』をご用意しています。本システムではお客様の設置環境や試験環境に合わせたカスタマイズに対応します。例えば、充電ケーブル長の延長や標準パッケージから電源部とコントロール部を分離し、電源部を地下ピットに設置するなどのカスタマイズが可能です。さらに、設備導入後もご要望に合わせて電源容量を拡張する事も出来ます。