OT03-PCR-WEA
OT03-PCR-WEA
1,100,000円 (税込:1,210,000円)
- 航空機用電子機器の高電圧試験を実施するためのユニットです。
昇圧トランスを内蔵し、DO-160のアブノーマル試験360Vに対応が可能です。 - 最大出力電圧440Vrms
- 入力電圧範囲:100V~320Vrms
- 電圧変換比率:入力[1] : 出力[1.34]
- 周波数範囲:45Hz~1200Hz
- THRUモード搭載:繋ぎ変え無しに高電圧試験と通常試験を実施することが可能。
- 標準並列台数 2台(12kVA)※2台を超える場合には、ご相談ください
- ソフトウェア制御はもちろん、PCR-WEAシリーズで使用していたデジタルI/Oポートをそのまま使用することも可能。
- 電圧センシング機能搭載:本体にセンシング端子を搭載しているのに加えて、SD-012の電圧補正機能を活用することで、800Hz帯域においても安定的に360V出力が可能です。
製品概要
DO-160 AC 230V系 Surge Voltage 360V試験が可能
OT03-PCR-WEA 高電圧トランスはPCR-WEAシリーズおよびアビオニクス試験ソフトウェア SD012-PCR-WEAと組み合わせて使用する昇圧トランスです。一筐体4U、6kVAの出力で結線により単相・三相で使用することができます。
航空機搭載機器向け入力電源試験システム
航空機搭載機器向け入力電源試験システムは、交流電源PCR-WEAシリーズ、高電圧トランスOT03-PCR-WEA、アビオニクス試験ソフトウェア SD012-PCR-WEで構成された試験システムです。DO-160 Section 16に求められる各種電源入力試験に対応可能です。また、SD012-PCR-WEには防衛用規格 MIL-STD-704E/F が同梱されているため、民間航空機のみならず防衛用航空機向けのコンポーネント試験用も可能。汎用性の高い、オールインワンの試験環境をご提供いたします。
- 最大容量:AC 12kVA/DC 12kW
- 対応電圧:AC 115V系/AC 230V系
- 結線方式:単相/三相 切り替え可能
- 試験可能周波数:DC/400Hz/360Hz~650Hz/360Hz~800Hz
※OT03-PCR-WEAを使用するにはSD012-PCR-WE Ver.2.00以降が必要になります。
※DO-160 Section 18試験を実施する場合には、
バイポーラ電源 PBZ20-20A シリーズが別途必要となります。
※MIL-STD-461 CS101試験をご希望の場合には別途ご相談ください。
仕様
機能/性能
項目 | 仕様 | |||
---|---|---|---|---|
主な機能 | 装置内部のリレー切替により以下の出力選択が可能
• PCR-WEA出力をそのまま出力(バイパスモード) • トランス接続による昇圧機能(トランス接続モード) | |||
接続可能機種 出力バイパス時 | PCR3000WEA2 / PCR6000WEA2 / PCR6000WEA2R
PCR12000WEA2 *1/ PCR12000WEA2R *1 | |||
接続可能結線 | 単相2線、単相3線、三相4線 | |||
入出力仕様 | 設定可能レンジ | Lレンジ/Hレンジ | ||
最大入力電圧(相電圧) *2 | 160 V/320 V | |||
最大入力電圧(線電流) *2 | 単相 | 60 A/30 A | ||
三相 | 20 A/10 A | |||
電力容量 | 6kVA | |||
出力確度 *3*4*5 | ±1% | |||
出力変動 *3*4*6 | ±1%(45 Hz~1200 Hzにおいて) | |||
トランス接続時 | 接続可能結線 | 単相2線、三相4線 | ||
入力仕様(PCR-WEA出力)出力仕様 | 設定可能レンジ | Hレンジ | ||
最大入力電流(相電圧)/入力範囲 | 320 V/100 V~320 V *7 | |||
最大入力電流(線電流) | 単相 | 30A | ||
三相 | 10A | |||
入力周波数範囲 | 45 Hz~1200 Hz *8 | |||
電力容量 | 6kVA | |||
入出力電圧比 | 1:1.34(入力:出力) | |||
出力電圧(相電圧) | 440 Vmax *9 | |||
出力電流(線電流) | 単相 | 22.2 Amax *9 | ||
三相 | 7.4 Amax *9 | |||
電力容量 | 6kVA | |||
出力確度 *3*5*10 | ±4.0%以内 | |||
出力変動 *3*6*10 | -5.0%~+4.0%(45 Hz ≦ f
< 100 Hz)
-6.0%~+4.0%(100 Hz ≦ f < 600 Hz) -8.5%~+4.0%(600 Hz ≦ f < 1000 Hz) -10.0%~+4.0%(1000 Hz ≦ f ≦ 1200 Hz) | |||
トランス接続時の動作制限 | AC出力のみ可(DC、AC+DC、回生は動作不可) | |||
保護機能 | 内蔵トランスの過熱保護 | |||
ステータス表示(LED点灯) | ・POWERランプ
・出力オンステータス ・出力レンジステータス ・トランス接続ステータス ・アラームステータス(本体または外部アラーム) |
*1 本製品が2台必要です。並列に接続して使用します。 *2 Lレンジ / Hレンジ *3 OT03-PCR-WEAのINPUT端子 ~ OUTPUT端子間での値です。 *4 PCR-WEAの周波数特性補正機能(工場オプション)および専用のアプリケーションソフト SD012-PCR-WE の電圧補正機能により、±1%に近づけることができます。 *5 無負荷時 *6 周囲温度 23 °C ±5 °C、最大負荷時 *7 入力範囲より低い電圧下では入出力電圧比が小さくなります。 *8 PCR-WEAの周波数特性補正機能(工場オプション)により制限。 *9 入力電圧・電流の定格による制限。出力電圧は接続される PCR-WEA の約 1.34 倍、出力電流は約 0.74 倍になります。 *10 専用のアプリケーションソフト SD012-PCR-WE の電圧補正機能を使用することにより、±1% に近づけることができます。
一般仕様
項目 | 仕様 | |
---|---|---|
電源 | 公称入力定格 | 単相 100 Vac ~ 240 Vac、50 Hz ~ 60 Hz |
入力電圧範囲 | 単相 90 Vac ~ 250 Vac | |
消費電力 | 100 VA max | |
環境条件 | 動作環境 | 屋内使用、過電圧カテゴリII |
動作温度範囲 | 0 °C ~ +50 °C | |
動作湿度範囲 | 20 %rh ~ 80 %rh(結露なし) | |
保存温度範囲 | -10 °C ~ +60 °C | |
保存湿度範囲 | 90 %rh 以下(結露なし) | |
高度 | 2000 m まで | |
冷却方式 | ファンによる強制空冷 | |
絶縁抵抗 | インレット入力⇔シャシ
インレット入力⇔入出力 (INPUT、OUTPUT) 入出力 (INPUT、 OUTPUT) ⇔シャシ | 500 Vdc、30 MΩ 以上 |
耐電圧 | インレット入力⇔シャシ
インレット入力⇔入出力 (INPUT、OUTPUT) | 1500 Vac、1 分間にて異常なし |
入出力 (INPUT、 OUTPUT) ⇔シャシ | 1600 Vac、1 分間にて異常なし | |
接地連続性 | AC 25 A、0.1Ω 以下 | |
入力端子台 | M5 端子台 × 7P | |
出力端子台 | M5 端子台 × 7P | |
電磁適合性 *1*2 | 以下の指令および規格の要求事項に適合
本製品に接続するケーブルおよび電線は、すべて 3 m 未満を使用 | |
安全性 | 以下の指令および規格の要求事項に適合
低電圧指令 2014/35/EU *2 EN 61010-1(Class I *5、汚染度 2 *6) |
*1 特注品、改造品には適用されません。*2 本体にCEマーキング/UKCAマーキングの表示のあるモデルに対してのみ。*3 本製品はClass A機器です。工業環境での使用が意図されています。本製品を住宅地区で使用すると干渉の原因となることがあります。そのような場合には、ラジオやテレビ放送の受信干渉を防ぐために、ユーザによる電磁放射を減少させる特別な措置が必要となることがあります。*4 本製品はGroup 1機器です。本製品は、材料処理または検査/分析のために、電磁放射、誘導および/または静電結合の形で意図的に無線周波エネルギーを発生/使用しません。*5 本製品はClass I 機器です。本製品の保護導体端子を必ず接地してください。正しく接地されていない場合、安全性は保障されません。*6 汚染とは、絶縁耐力または表面抵抗率の低下を引き起こし得る異物(固体、液体、または気体)が付着した状態です。汚 染度2 は、非導電性の汚染だけが存在し、ときどき、結露によって一時的に導電性になり得る状態を想定しています。
DO-160 Section 16 AC Surge Voltage試験とは?
AC Surge voltage試験 は、航空機搭載の電装機器に求められる試験の一つです。電源入力端に過電圧を加え、機器の動作を確認します。最大電圧は基準電圧の115Vに対して、180Vと1.5倍以上の電圧を加えます。この時、基準電圧が230Vの場合、最大360Vもの電圧を印可する必要があります。交流周波数は機体に搭載されている電力変換器によりことなり、固定周波数400Hz、狭帯域周波数360Hz~650Hz、広帯域周波数360Hz~800Hzの3種があります。
オプション
ラックマウントブラケット
インチラックEIA規格
ミリラックJIS規格