PIA5100
PIA5100
50,000円 (税込:55,000円)
- RS232CまたはUSBインターフェースをIEEE488.2 GPIBに変換
- ドライバ不要でかんたん接続
- カスタムモードで通信条件の変更も可能
製品概要
RS232CまたはUSBをGPIBにコンバート
PIA5100 は、GPIBを搭載していない当社製計測器/電源のRS232CまたはUSBインターフェース※を通して、GPIB機能を提供するインターフェース変換器です。複雑な設定なしでIEEE488.2に準拠した計測器/電源と通信できるほか、カスタムモードで通信条件を変更すると、IEEE488.2に準拠していない計測器/電源とも通信できます。
※USB-TMCに準拠している装置に限る
対応製品(動作確認済み計測器/電源)
機種名 | 推奨設定 |
---|---|
PLZ-5W シリーズ 電子負荷装置 | GPIB-CONV 設定:RS232 CUSTOM MODE OFF |
PWX シリーズ 直流安定化電源 | GPIB-CONV 設定:RS232 CUSTOM MODE OFF バッファオーバーランを避けるため、定期的にクエリの挿入が必要 *1 |
PMX シリーズ 直流安定化電源 | GPIB-CONV 設定:RS232 CUSTOM MODE OFF バッファオーバーランを避けるため、定期的にクエリの挿入が必要 *1 |
PWR-01 シリーズ 直流安定化電源 | GPIB-CONV 設定:RS232 CUSTOM MODE OFF バッファオーバーランを避けるため、定期的にクエリの挿入が必要 *1 |
PCZ1000A 交流電子負荷装置 | GPIB-CONV設定: RS232、CUSTOM MODE ON CUSTOM MODE設定: Bitrate = 9600 Stopbits = 2 Flow Control = Software Termination Character = 0x0A 488.2 Block Transfer = No IDN Query = IDN? KISTD Mode = No バッファオーバーランを避けるため、定期的にクエリの挿入が必要 *1 |
PLZ-5WH2シリーズ 多機能電子負荷装置 | GPIB-CONV設定: RS232、CUSTOM MODE OFF |
PXBシリーズ 双方向直流電源 | GPIB-CONV設定: RS232、 CUSTOM MODE OFF バッファオーバーランを避けるため、定期的にクエリの挿入が必要 *1 |
PXTシリーズ 直流安定化電源 | GPIB-CONV設定: RS232、 CUSTOM MODE OFF バッファオーバーランを避けるため、定期的にクエリの挿入が必要 *1 |
PXZシリーズ 電子負荷装置 | GPIB-CONV設定: RS232、 CUSTOM MODE OFF バッファオーバーランを避けるため、定期的にクエリの挿入が必要 *1 |
*1 設定方法については、接続する機器の取扱説明書を参照してください。
上記以外をお求めの場合は、当社営業までお問い合わせください。
給電方法について
PIA5100の動作にはDC5Vが必要です。下記いずれかの電源(給電方法)をご用意ください。
計測器/電源からの給電
計測器/電源にDC OUT 5Vが搭載されている場合は、付属の入力電源用コードを使用して計測器/電源から給電します。
USBコネクタからの給電
付属の電源コードセットを使い、AC ーUSBアダプタやPCのUSBコネクタから給電します。
ACアダプタからの給電
市販の汎用ACアダプタ(EIAJ-2プラグ/センタープラス)を使用して給電します。
機能制限
デフォルト(工場出荷状態)では下記のGPIB 固有機能は使用できません。
- シリアルポーリング/パラレルポーリング
- リモートローカル制御
- デバイスクリア
ただし、シリアルポーリングとリモートローカル制御については、類似したコマンドに代替することで同等の機能が利用できます。また、カスタムモードで、RS232Cの通信条件を変更することにより、これらの制限を回避することも可能です。
仕様
USBコネクタ
USB 仕様 | 標準 A タイプソケット、USB1.1 Full-Speed |
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制御対象計測器/電源 | USBTMC-USB488 仕様に準拠した SCPI または IEEE488.2 言語仕様の計測器/電源。 ただし、動作保証は「動作確認済み計測器リスト」に掲載した計測器/電源のみ。 |
RS232Cコネクタ
UART 仕様 | Dsub 9 ピン(計測器/電源とはクロスケーブルによる接続) |
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制御対象計測器/電源 | 通信条件を 19200/NoParity/8/1/NoFlow に設定可能な SCPI または IEEE488.2 言語仕様の計測器。 ただし、動作保証は「動作確認済み計測器リ スト」に掲載した計測器/電源のみ。 |
取扱説明書
アプリケーション/ファームウェア
ファームウェア更新
当社ウェブサイトのダウンロードのページから最新版のファームウェアをダウンロードして、PIA5100のファームウェアを更新できます。ファームウェアの更新には、専用アプリケーション「Kikusui DFU GUI」を使用します。
通信条件の変更(カスタムモード)
専用アプリケーション「GPIB-CONVCustom Config」を使用して、PIA5100の通信条件を変更することができます。これは、IEEE488.2に準拠していない計測器/電源と接続する場合や、デフォルト(工場出荷状態)の通信条件では通信できない場合に使用します。
RS232Cの設定項目
項目 | 設定値 | 説明 |
---|---|---|
Bitrate | 1200 bps〜115200 bps 工場出荷時は 19200 bps | ビットレートの設定 |
Stopbits | 1 / 2 | ストップビットの設定 |
Flow Control | None/ Hardware/ Software | フロー制御の設定 Sortware は X-Flow Hardware は CTS-RTS |
Termination Character | 任意の ASCII コード 工場出荷時は 0x0A | 終端文字の設定 |
488.2 Block Transfer | NO/ YES | IEEE488.2 仕様のブロック転送の無効/有効 |
IDN Query | 任意の文字列 (最大 15 文字) 工場出荷時は *IDN? | 起動時の計測器/電源 認識に使用するクエリ |
KISTD Mode *1 | NO/ YES | GPIB 固有機能の制限を解消する KISTD SAFU プロトコルの無効/有効 |
※1 KISTD 対応製品のみ設定可能。PWX シリーズ、PMX-A シリーズ、PLZ-5W シリーズが対応(2016年2月現在)。