INPUT端子の電圧が0Vまで下降しても設定した電流が引けるように内部にバイアス電源を搭載した製品あります。
<0V入力対応の製品> ・PLZ164WA ・PLZ664WA ・PLZ70UA
電子負荷装置に接続された被試験物とこの内部バイアス電源とが直列に接続されることで、被試験物が0Vになっても電子負荷装置は設定電流を流すことができるようになっています。 このような構造のため、被試験物の出力がOFFになっても、電子負荷装置としては内部バイアス電源によって被試験物に電流を流し続けることになります。
その結果、被試験物であるスイッチング電源の二次側ダイオードに電流が流れ、電子負荷装置のDC INPUT端子の電圧がマイナスになってしまいます。 DC INPUT端子がマイナス電圧になることでリバースアラームが検出されます。 回避策としては、当社の電子負荷装置に搭載された「CC+CVモード」または「CR+CVモード」を使用する方法があります。いずれかのモードに設定して頂き、+CV設定値を0Vもしくは0.1Vといった値に設定します。
この+CV設定により、DC INPUT端子の電圧が設定した電圧値以下になる前にロードオフして負荷電流を流さなくなりますので、DC INPUT端子の電圧がマイナスにならなくなります。 その結果、リバースアラームが出なくなります。