データセンター/ITサーバー向け電源評価

データセンター市場の成長と新たなニーズ

クラウドサービス、AI、5G、IoTの普及に伴い、データセンターやサーバーの需要はこれからも大きく成長すると予想されています。これに伴い、データ量の急増やリアルタイム処理の必要性に応えるため、大容量・高性能なサーバーのニーズがますます高まっています。また、持続可能な社会を目指す中で、グリーンデータセンターへの投資や電力効率化への注目も急速に高まっています。

特にAIサーバーでは、従来のサーバーに比べデータ処理量が大幅に増加したことにより、大容量の電力需要に対応する必要があります。
AIサーバーは、CPUに加えてGPUを搭載しており、消費電力は数十kW~数百kWとなるうえに、入力電力の急激な変化に対して、どれだけ迅速に対応できるかが重要になります。

菊水電子では、サーバーやデータセンター向けの電源評価に最適で多彩なソリューションをご提供しています。
交流安定化電源や電子負荷装置はサーバーの電力変換ユニットやバッテリー・バックアップ・ユニットの評価用に最適です。直流安定化電源は、サーバーユニットの駆動用電源としてご活用いただけます。 また、絶縁性能を評価するための安全関連試験器も多数用意しています。

データセンター市場の成長と新たなニーズ

電力変換ユニット/バッテリー・バックアップ・ユニット評価

サーバーに電力を供給する電力変換ユニット(PSU)は、サーバーの種類、用途、設置環境に応じて、入出力電圧や電力容量が大きく異なります。菊水電子の交流安定化電源PCR-WEA/WEA2Rシリーズは、1筐体で単相・三相の出力切替が可能(*3kVA以上のモデルに限る)で、最大出力電圧320Vrmsに対応しています。また、並列運転により三相540kVAまで拡張できるため、大容量化が進む現代のニーズにも柔軟に対応します。

さらに、PSUのDC出力に対する評価には、電子負荷装置PLZ-5Wシリーズや回生電子負荷装置PXZシリーズなど、電力容量に応じた多彩な電子負荷装置をご用意しています。これにより、あらゆる規模や要求に応じた最適な評価環境を提供します。

負荷特性/効率試験

負荷特性/効率試験

耐電圧/絶縁抵抗試験

耐電圧/絶縁抵抗試験
電力変換ユニットバッテリーバックアップユニット

サーバーユニット評価

サーバーユニットの駆動用には、ワイドレンジ直流電源PWR-01シリーズがおすすめです。幅広い出力領域を持っているため、駆動電圧が12Vでも48Vでも定格電力内であればフル負荷を取ることが可能になります。また、サーバー内のPOL(Point of Load)の評価試験には、多チャンネルタイプの電子負荷装置PLZ-Uシリーズや多機能電子負荷装置PLZ-5Wシリーズをご用意しております。

PLZ-5Wシリーズは、最低動作電圧0.25Vといった低電圧領域から動作でき、最高スルーレート60A/μsecの高速応答が可能です。高速な応答特性が求められるPOLの負荷変動試験にもご活用いただけます。

 
サーバーユニット評価
 

HVDC評価

データセンター向けの送電については、現状はAC給電が主流となっていますが、効率性や信頼性の面でHVDC給電が注目されています。特に380V DCの高圧直流規格が採用されるケースが増えています。今後、エネルギー効率や環境負荷の低減に対する意識がさらに高まる中で、直流給電の検討/研究も進むと予想されています。

菊水電子では、高電圧・大容量に対応した直流安定化電源PXTシリーズや、直流電源の電圧ディップ、短時間停電、及び電圧変動に対するイミュニティ試験を定めたIEC61000-4-29の規格試験が可能なPCR-WEA/WEA2シリーズをラインアップしています。
また、高電圧直流電子負荷PLZ-5WH2シリーズは最高動作電圧1000Vの高電圧に入力に対応できるため、AC/DCインバータからの負荷特性試験にご活用いただけます。

HVDC評価

DC/DCコンバータ評価(HVDC)

DC/DCコンバータ評価(HVDC)

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