電気安全規格試験マルチアナライザTOS9300 シリーズ

  • AC/DC耐電圧
  • 絶縁抵抗試験器
  • 部分放電試験器
  • アース導通試験器
  • 漏洩電流試験器

耐電圧・絶縁抵抗・アース導通・漏洩電流・部分放電の各試験にマルチ対応するオールラウンドプレーヤー

 

製品概要

TOS9300シリーズは、電子機器/電子部品に対して数種類の安全試験をすることができる電気安全規格試験マルチアナライザです。安全試験の種類には、耐電圧試験、絶縁抵抗試験、アース導通試験、漏れ電流試験(接触電流試験、保護導体電流試験、患者漏れ電流試験)、部分放電試験があります。必要な試験の組み合わせに応じて機種構成されているので、1台で無駄なく様々な安全試験に対応できます。研究開発設備、品質保証試験や規格認証機関の試験設備、生産ラインの設備に適しています。

  • オールインワンモデル登場(TOS9303LC)
  • 部分放電機能付きモデルで絶縁診断可能(TOS9301PD)
  • 新開発アンプで最大40AのAC/DC双方のアース導通試験が可能(アース導通試験搭載機種)
  • 絶縁破壊の検出感度を設定可能
  • AC5kV/100mA、 DC7.2kV/100Wの耐電圧試験機能
  • 接触電流/保護導体電流/患者漏れ電流試験が可能(TOS9303LC)
  • LAN/USB/RS232C標準装備
  • 視認性の高いカラー液晶ディスプレイ採用、各試験における測定値や規格概要などを表示
  • 高電圧スキャナは、単体で試験器からの出力を分配可能、当社従来モデル 耐電圧/絶縁抵抗試験器[ TOS5300シリーズ等 ]との接続も可能(TOS9320)
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形名対応試験項目
AC耐電圧DC耐電圧絶縁抵抗アース導通漏洩電流部分放電
TOS9300
TOS9301
TOS9301PD
TOS9302
TOS9303
TOS9303LC
TOS9311
TOS93204ch高電圧スキャナ、接触確認機能付き、単体で試験器からの出力を分配可

ラインアップ

特長・機能

 

カラー液晶ディスプレイ採用でスタイル一新!

7インチディスプレイに各試験設定値や概要、図面表示することで視認性はもちろん、わかりやすい操作を実現しています。

カラー液晶ディスプレイ採用

10KEYの配置による操作性の向上

ロータリーノブスイッチに加えて、10KEYを新たに装備。設定値をダイレクト入力で設定可能。さらに前面パネルのUSBコネクタにキーボードを接続すると、キーボード*から数字/文字を入力することが出来ます。

10KEYの配置による操作性の向上
*使用可能なキーボードのタイプは、106または109日本語キーボード、および101または104英語キーボード

USBでファームアップが可能

本製品のファームウェアは、お手持ちのUSBメモリを使用して、簡単にアップデート出来ます。アップデートファイルは、当社ウェブサイトよりダウンロードが可能です。

USBでファームアップが可能

LAN(LXI)、USB、RS232C を標準装備

LAN(LXI)、USB2.0、USB-TMC準拠のUSB、及びRS232Cインターフェースを標準装備しています。

LAN(LXI)、USB、RS232C を標準装備パソコン、スマートフォン、タブレットのWEBブラウザから、TOS9300シリーズに組込まれたWEBサーバにアクセスし、制御することができます。

I/Vモニタ端子(アナログモニタ)

後面パネルのI/V端子から出力される信号により、カレントセンサや高電圧プローブを使用せずに、耐電圧試験中の電流波形/電圧波形をオシロスコープで確認することが出来ます。

I/Vモニタ端子(アナログモニタ)BNCケーブルでオシロに接続可。※BNCケーブルはオプションで用意しておりません。別途ユーザ様でご用意ください。

STATUS OUTコネクタ

後面パネルのSTATUSコネクタから、オプションの警告灯ユニット(PL02A-TOS)への信号が出力されます。高電圧出力中や試験NGの状態を警告灯等を接続して駆動させることが可能です。

STATUS OUTコネクタ

SIGNAL I/Oコネクタ

リアパネルには、スタート/ストップの操作や信号出力を備えたSIGNAL I/Oを搭載しています。

SIGNAL I/OコネクタTOS9300の例(SIGNAL I/Oコネクタはすべての機種で共通)

SIGNAL I/Oコネクタの端子配列

 

ワールドワイド対応

グローバルに使用可能!入力電源を変更することなく海外工場でもそのまま使用可能。出力周波数選択可能!入力側の電源環境に依存しません。周波数50Hz/60Hzの安定した試験電圧を供給。

ワールドワイド対応

安定したAC耐電圧試験を実現![入力電圧変動率±0.3%]

一般的な耐電圧試験器は、ACラインの入力電圧に対してスライドトランスを使い昇圧して出力しています。このスライドトランス方式では入力電圧の変動が出力に影響するため、正しく試験できないことがあります。歪んだ電圧を被試験物に印加する事は新品不良の原因を作ってしまう(部品劣化の加速)場合もあるのです。TOS9300シリーズは高効率PWMアンプを内蔵しており、ACラインの変動に影響を受けない安定した高電圧を出力できますので、電圧変動の大きい地域でも『安心』して、『安定』した信頼性の高い『安全』な試験が可能です。

安定したAC耐電圧試験を実現

高精度・高分解能・高速判定を実現

電圧計は±(1.2% of reading +5V)/最小分解能0.1V、電流計は±(1% of reading + 2µA)/最小分解能1 µAと高確度・高分解能のTrue RMS計測回路を搭載しています。また、オートレンジ機能を搭載し、下限判定確度も上限判定確度と同等の性能を実現したため、テストリードの未接続や接触不良などが有効に検出できるようになりました。さらに試験時間0.1秒の高速判定を実現。高精度・高分解能・高速計測・判定機能で確実な試験を行うことが出来ます。

部分放電の試験に対応[TOS9301PD]

微細な部分放電を観測することで耐電圧試験ではわからない絶縁物内部の劣化や寿命に影響する”潜在的不良”を発見することができます。

部分放電の試験に対応*1 放電開始電圧 *2 放電消滅電圧

自動試験が可能

あらかじめ設定した試験を組み合わせて連続的に実行することが可能です。自動試験は、プログラムとステップで構成されます。プログラムはステップの集合体です。1ステップごとに1つの試験が設定でき、ステップ1から1つずつ昇順に実行されます。最後のステップが終了するとプログラムが終了します。

自動試験が可能

接触/保護導体/患者漏れ電流の試験に対応[TOS9303LC]

一般電気機器に加え、医療機器の各種漏れ電流試験(Patient Current)にも対応します。さらにネットワーク(試験で使用する測定回路網)も容易に設定可能です。

接触/保護導体/患者漏れ電流の試験に対応

電気安全規格試験が1台で可能[TOS9303LC]

AC/DC耐電圧試験、絶縁抵抗試験、AC/DCアース導通試験、漏れ電流試験のすべての機能を搭載したTOS9303LCでは、1台で電気安全規格への適合性試験が可能。接触電流、保護導体電流、患者漏れ電流の試験にも対応。

電気安全規格試験が1台で可能

 

 

電流検出の応答速度(Filter)

耐電圧試験器は、絶縁破壊したか否かを判定する試験の為、基本的には部分放電のような瞬間的な放電電流については、合否判定には含まれません。しかし、絶縁破壊の前兆を知りたいというニーズにお応えするため、TOS9300シリーズでは、5段階の応答速度(感度)の設定が可能です。従来の耐電圧試験では検出できなかった小さな放電も検出可能となります。

電流検出の応答速度

電流検出の応答速度(Filter)

7.2kV/100WのDC耐電圧試験

TOS9300シリーズは7.2kVまでのDC耐電圧試験が可能です。低リップルで負荷変動率1%以下の安定なDC/DCコンバータを搭載しています。

7.2kV/100WのDC耐電圧試験

正極・負極 絶縁抵抗試験

試験電圧は、−25V ~ −1000V、+50V ~ +7200V、設定分解能 1Vで、99.99GΩまでの絶縁抵抗試験が可能です。IEC61730-2規格等のPV(太陽電池)モジュールの絶縁抵抗試験にも容易に対応。

正極・負極 絶縁抵抗試験

放電機能(ディスチャージ回路を搭載)

DC 耐電圧試験、絶縁抵抗試験では試験終了時、被試験物に充電されている電荷を強制的に放電するディスチャージ機能を搭載しています。放電時間の設定範囲は、0.0s ~ 100.0sです。

最大40A AC/DCのアース導通試験に対応

新開発のアンプにより、一般家電製品のACアース導通試験からEV/PHVシステムのDCアース導通試験まで幅広く対応します。今後、増加が推測される車載関連のDC規格要求に柔軟に対応可能です。

最大40A AC/DCのアース導通試験に対応

EARTH FAULT保護機能

接地方式(GND)の設定がGuard(フローティング)の場合に、誤って被試験物等を接地してしまうと、本製品の高電圧出力部から接地部に異常な電流が流れ、操作者が感電する恐れがあります。EARTH FUALT保護機能が作動した場合、即時に出力が遮断されて試験が停止しますので、操作者の感電を防ぐことが可能です。

EARTH FAULT保護機能

オフセットキャンセル機能

出力ケーブル間などの絶縁抵抗、ストレー容量成分に流れる電流をそれぞれキャンセルすることが出来ます(DC試験は抵抗成分のみ)。AC耐電圧試験、DC耐電圧試験、絶縁抵抗試験、アース導通試験、漏洩電流試験の全試験モードで可能です。

ライズタイム/フォールタイムコントロール機能

印加電圧を時間制御し、被試験物に必要以上のストレスをかけてしまう事を防ぎます。

ライズタイムコントロール機能
ライズタイムコントロール機能
AC/DC耐電圧試験では設定電圧まで徐々に電圧を上昇させるライズタイムコントロール機能を搭載。電圧上昇時間は0.1s ~ 200.0sまで0.1s 分解能で設定可能です。

フォールタイムコントロール機能
フォールタイムコントロール機能
AC/DC耐電圧試験のPASS判定時には、徐々に試験電圧を降下させることができます。電圧降下時間は0s ~ 200s まで 0.1s分解能で設定可能(OFFも可)です。

メモリー機能で簡単設定

自動試験のプログラム機能による組み合わせ試験のメモリとは別に、任意で設定した試験条件と選択されている試験モードの種類を本体メモリやUSBメモリに51個まで保存できます。試験開始を手間なくスムーズに実行できます。

メモリー機能で簡単設定

校正期限お知らせ&警告機能

定期的な校正による試験器のトレーサビリティを確保するためにリアルタイムクロックICを内蔵。校正の期限を通知します。さらには期限を過ぎると警告メッセージを出すことによって使用に制限をかけることも可能です。

tos9320tos9320_back
  • 1台の高電圧スキャナで、出力を4チャンネルに拡張します。各チャンネルは、High、Low、Openの任意の電位に設定でき、4点の試験ポイントのうち任意の点に対して試験することができます。
  • 1台の本製品につき、高電圧スキャナを最大4台(16チャンネル)まで接続できます。
  • 各チャンネルの出力と試験ポイントとの間の接触をチェックできます。

多チャンネル試験システム(オプション)

オプションの高電圧スキャナTOS9320を使用することにより、耐電圧試験および絶縁抵抗試験において、試験器本体から供給される試験電圧を複数の試験ポイントに分配することができます。後面パネルの CONTROLLER INTERFACE コネクタを介して外部機器からチャンネルをコントロールできます。

単体で試験器からの出力を分配可能なので、外部制御機器と組み合わせることによって、当社製耐電圧・絶縁抵抗試験器 TOS5300シリーズなどの出力も分配できます。複数の試験ポイントを持つ電気・電子機器、電子部品などの試験を省力化し、信頼性の高い試験ができます。

高電圧スキャナ動作概念図

アプリケーション

 

患者漏れ電流試験

医療機器の漏れ電流試験(Paitient Current)に対応!(TOS9303LCのみ)

医療機器の漏れ電流試験(Paitient Current)に対応!(TOS9303LCのみ)

試験条件を簡単に設定

測定回路網(ネットワークI IEC60601-1)を内蔵しており、試験条件を簡単に設定することができます。

測定回路網表示(ネットワークI IEC60601-1)

 

車載機器向け電気安全規格試験

AC/DC両対応!EVのバッテリから車載充電器、充電コネクタまで!
車載関連の電気安全規格要求に柔軟に対応!
オールインワンモデルTOS9303LCなら1台でOK!

IEC61851-21など

 

PV(太陽電池)モジュールの耐電圧・絶縁抵抗試験

IEC61730-2およびJIS C 8992-2などの耐電圧試験では、試験電圧を 最大システム電圧 × 4倍+2000V まで上昇させた後、電圧を1分間保持させます。

 PV(太陽電池)モジュールの耐電圧・絶縁抵抗試験

 

部分放電試験

【EUT(例):小型モーター、トランス、絶縁材料など】
部分放電試験では、絶縁破壊に至る前の状態を検出するので、従来の耐圧試験では分からなかった潜在的な不良や、製造上のバラツキも検出できます。

部分放電試験

 

多チャンネル耐電圧・絶縁抵抗試験

機器や部品の試験を省力化。複数の試験ポイントを同時に試験!
TOS9300シリーズの出力を多チャンネルに拡張。さらに、従来モデルの出力分配も可能で、設備拡張の際にも柔軟に対応できます。

多チャンネル耐電圧・絶縁抵抗試験

仕様

耐電圧試験部

AC出力機能
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項目TOS9300TOS9301TOS9301PDTOS9302TOS9303TOS9303LC
AC出力部出力範囲 0.050 kV〜5.000kV
分解能1 V
設定確度±(1.2% of setting + 0.02kV) (無負荷時)
最大定格負荷 *1500 VA(5 kV/100mA)
最大定格電流100 mA (出力電圧0.2kV以上)
トランス容量500 VA
出力電圧波形 *2 正弦波
ひずみ率2%以下(出力電圧0.5kV以上、無負荷時または純抵抗負荷時)
クレストファクタ√2 ± 3 %(0.8 kV 以上)
周波数 50 Hz/60Hz
確度±0.1%
電圧変動率±3%以下(最大定格負荷→ 無負荷)
短絡電流200 mA以上(出力電圧0.5 kV以上)
出力方式PWMスイッチング方式
開始電圧(Start Voltage) 試験開始時の電圧を設定可能
設定範囲試験電圧の 1%~ 99 %
分解能1%
出力電圧監視機能出力電圧が ±(10 % of setting + 0.05 kV)を越えた場合、出力が遮断され保護機能が作動
DC出力機能
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項目TOS9301TOS9301PDTOS9303TOS9303LC
DC出力部出力電圧範囲 0.050 kV〜7.200 kV
分解能1 V
設定確度±(1.2% of setting + 0.02kV)
最大定格負荷 *1100 W(5 kV/20 mA, 7.2 kV/13.9 mA)
最大定格電流20 mA
リップル7.2 kV 無負荷20 Vp-p(TYP)
最大定格負荷50 Vp-p(TYP)
電圧変動率1%以下 (最大定格負荷 →無負荷)
短絡電流100 mA(TYP)(200 mA peak)
放電機能試験終了時に強制放電(放電抵抗125kΩ)
開始電圧(Start Voltage) 試験開始時の電圧を設定可能
設定範囲試験電圧の 1%~ 99 %
分解能1%
出力電圧監視機能出力電圧が ±(10 % of setting + 0.05 kV)を越えた場合、出力が遮断され保護機能が作動

*1 連続で試験をする場合、上限判定基準値の設定によっては出力時間の制限と休止時間が必要になることがあります。*2 容量性の負荷に交流電圧を印加すると、負荷の容量分の値によっては無負荷よりも出力電圧が上昇することがあります。さらに、容量の値に電圧依存性のある試料(セラミックコンデンサなど)を負荷にした場合には、波形にひずみが発生することがあります。ただし、試験電圧 1.5 kV の場合には、1000 pF 以下の容量の影響は無視できます。また、本器の高圧電源部は PWM スイッチング方式のため、試験電圧が 500 V 以下ではスイッチングノイズ、スパイクノイズの占める割合が大きくなり、試験電圧が低くなるほど波形のひずみも大きくなります。

測定機能
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項目TOS9300TOS9301TOS9301PDTOS9302TOS9303TOS9303LC
電圧計測定範囲0.00 kV ~ 7.50 kV AC/DC
分解能0.1 V
確度±(1.2 % of reading + 0.005 kV)
応答真の実効値/平均値応答実効値換算を切り替え可能
別系統に波高値応答(波高値応答は RISE 中の絶縁破壊電圧測定用)
ホールド機能試験終了時の測定電圧値を、PASS / FAIL 判定表示中に保持
電流計 *1 *2測定範囲AC:0.00 mA ~ 110 mA、DC:0.00 mA ~ 22 mA (実効成分と無効成分を含めた電流)
確度±(1 % of reading + 2 μA)(実効成分)
応答真の実効値/平均値応答実効値換算を切り替え可能
ホールド機能試験終了時の測定電流値を PASS 判定表示中に保持
オフセット キャンセル機能出力ケーブル間などの絶縁抵抗、ストレー容量成分に流れる電流を、それぞれ最大10mAまでキャンセル(DC 試験は抵抗成分のみ)。OFF機能あり。
校正実効成分:純抵抗負荷を使用して正弦波の実効値で校正 無効成分:非校正

*1 交流電圧試験では、テストリードや治具などのストレー容量にも電流が流れます。*2 高温多湿時には本製品内部、外部の高電圧配線部から接地に対して誤差電流が多くなります。湿度が 70 % を超えると50 µA 程度の誤差電流が発生する場合があります。

判定機能
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項目TOS9300TOS9301TOS9301PDTOS9302TOS9303TOS9303LC
電流判定動作判定時に出力が遮断される。ブザー音量は PASS、FAIL それぞれ個別に 0(OFF)~ 10 まで設定可能。自動試験ではプログラム終了時の判定のみブザーが有効。
Upper FAIL判定方法上限判定基準値(Upper)以上の電流が検出された。DCW では判定遅延時間(Judge Delay)中は判定しない。
表示部「Upper-FAIL」が表示される
ブザーオン
SIGNAL I/OSTOP 信号が入力されるまで連続でU FAIL 信号が出力される
Lower FAIL判定方法下限判定基準値(Lower)以下の電流が検出された。電圧上昇時間(Rise Time)中と ACW 試験の電圧降下時間(Fall Time)中は判定しない。
表示部「Lower-FAIL」が表示される
ブザーオン
SIGNAL I/OSTOP 信号が入力されるまで連続でL FAIL 信号が出力される
PASS判定方法試験時間を経過して Upper-FAIL、Lower-FAIL でなければ PASS 判定。
表示部「PASS」が表示される
ブザーオン(50 ms 固定)
SIGNAL I/OPass Holdで設定した時間までPASS信号が出力される。Pass HoldでInfinityを設定した場合にはSTOP信号が入力されるまで連続でPASS信号が出力される。
電圧上昇率判定動作電圧上昇時間(Rise Time)中に電圧上昇率を監視。判定遅延時間の自動設定(Delay Auto)がON で出力電圧が 0.2 kV 以上の場合に有効。判定時に出力が遮断される。ブザー音量は PASS、FAIL それぞれ個別に 0(OFF)~ 10 まで設定可能。
dV/dt FAIL判定方法電圧上昇率(dV/dt)が 1 V/s に満たない場合に判定。
表示部「Upper-FAIL(dV / dt)」が表示される
ブザーオン
SIGNAL I/OSTOP 信号が入力されるまで連続で U FAIL 信号が出力される
上限判定基準値(Upper)設定範囲AC:0.01 mA ~ 110.00 mA / DC:0.01 mA ~ 21.00 mA
下限判定基準値(Lower)設定範囲AC:0.00 mA ~ 109 .99mA / DC:0.00 mA ~ 20.99 mA、OFF。 0.00 に設定時は OFFと等価。
判定確度 *1 *2±(1 % of setting + 5 μA)
電流検出方法下記の方法で基準値と比較 真の実効値を算出/平均値応答を実効値に換算
応答速度(Filter)切り替えACW試験、DCW試験でUPPER FAIL判定の電流検出応答速度(感度)を5段階に切り替え。

*1 交流電圧試験では、テストリードや治具などのストレー容量にも電流が流れます。*2 高温多湿時には本製品内部、外部の高電圧配線部から接地に対して誤差電流が多くなります。湿度が 70 % を超えると50 µA 程度の誤差電流が発生する場合があります。

タイマー機能
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項目TOS9300TOS9301TOS9301PDTOS9302TOS9303TOS9303LC
電圧上昇時間(Rise Time)設定範囲0.1 s ~ 200.0 s
電圧降下時間(Fall Time)設定範囲 *10.1s ~ 200.0 s、OFF
試験時間(Test Time)設定範囲0.1 s ~ 1000.0 s、OFF
判定遅延時間(Judge Delay)設定範囲 *20.1 s ~ 100.0 s、AUTO *3(DCW のみ)
確度±(100 ppm of setting + 20 ms)(Fall Time を除く)

*1 ACW試験、DCW試験でPASS判定時のみ有効です。DCW試験時は、本製品内部およびEUTの静電容量のため、設定時間中に電圧が下がりきらないことがあります。*2 Rise TimeとTest Timeを合計した時間より短い時間のみ設定できます。*3 Delay AutoをONに設定した場合、充電時間が終了するまでLOWER判定を行いません。

その他の仕様
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項目TOS9300TOS9301TOS9301PDTOS9302TOS9303TOS9303LC
アナログモニタ *1 電流波形、電圧波形に応じた電圧信号が出力される
I電流波形:Scale 50 mA/1 V
V電圧波形:Scale 1 kV/1V
接地方式 (GND) Low と Guard に切り替え可能
LowGND がLOW 端子に接続される。LOW 端子(シャシ)に流れる電流が測定される(通常用途)。
Guard *2GND がガードに接続される。LOW 端子に流れる電流のみを測定し、シャシに流れる電流は測定されない(高感度、高精度測定用途)。

*1 モニタ用の信号は、シャシ(アース)から絶縁されて出力されます。オシロスコープなどのBNCシールドが接地される外部機器を接続する場合には、必ず接地方式(GND)を Low に設定してください。値は校正されていません。*2 EUTおよび治具などが接地される可能性がある、あるいは不明な場合には、絶対にGNDをGuardに設定しないでください。電流計が短絡され、電流を測定できないため大変危険です。通常の用途ではGNDはLowに設定してください。

絶縁抵抗試験部

出力機能
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項目TOS9300TOS9301TOS9301PDTOS9303TOS9303LC
負極出力電圧範囲 -0.025 kV ~ -1 kV
分解能1 V
設定確度±( 1.2 % of setting + 0.002 kV )
最大定格負荷1 W ( -1 kV / 1 mA )
リップル1kV無負荷2 Vp-p以下
最大定格負荷10 Vp-p以下
短絡電流12 mA以下
正極 *1出力電圧範囲 +0.05 kV ~ +7.2 kV
分解能1 V
設定確度±( 1.2 % of setting + 0.02 kV )
最大定格負荷7.2 W( 7.2 kV / 1 mA )
リップル1 kV 無負荷20 Vp-p 以下
最大定格負荷50 Vp-p 以下
短絡電流100 mA(TYP)(200 mA peak)
最大定格電流1 mA
電圧変動率1% 以下(最大定格負荷→無負荷)
放電機能試験終了時に強制放電(放電抵抗 20 kΩ)
出力電圧監視機能出力電圧が±(10 % of setting + 0.05 kV)を越えた場合、出力が遮断され保護機能が作動

*1 TOS9300 は非対応。

測定機能
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項目TOS9300TOS9301TOS9301PDTOS9303TOS9303LC
電圧計測定範囲負極:0 Vdc ~ -1.2 kVdc、正極:0 Vdc ~ 7.5 kVdc
分解能0.1 V
確度負極:±(1 % of reading + 0.001 kV)、 正極:±(1.2 % of reading + 0.001 kV)
抵抗計測定範囲0.001 MΩ ~ 100.0 GΩ(最大定格電流の 1 mA から 5 nA の範囲にて)
確度 *1 *2
(GND がGuardの場合)
(i:測定電流)
(R:測定抵抗)
5 nA ≦ i ≦ 50 nA*3500.000 MΩ ≦ R < 1.000 GΩ:±(15 % of reading + 0.5 MΩ)
1.000 GΩ ≦ R < 10.000 GΩ: ±(15 % of reading + 5 MΩ)
10.000 GΩ ≦ R ≦ 100.000 GΩ:±(20 % of reading + 200MΩ)
50 nA < i ≦ 100 nA*3200.000 MΩ ≦ R < 1.000 GΩ:±(10 % of reading + 0.5 MΩ)
1.000 GΩ ≦ R < 10.000 GΩ:±(10 % of reading + 5 MΩ)
10.000 GΩ ≦ R < 50.000 GΩ:±(10 % of reading + 50 MΩ)
50.000 GΩ ≦ R ≦ 100.000 GΩ:±(20 % of reading + 200 MΩ)
100 nA < i ≦ 200 nA*4100.000 MΩ ≦ R < 1.000 GΩ:±(7 % of reading + 0.5 MΩ)
1.000 GΩ ≦ R < 2.000 GΩ:±(7 % of reading + 5 MΩ)
2.000 GΩ ≦ R < 10.000 GΩ:±(7 % of reading + 10 MΩ)
10.000 GΩ ≦ R < 50.000 GΩ:±(7 % of reading + 100 MΩ)
200 nA < i ≦ 1 µA*410.000 MΩ ≦ R < 100.000 MΩ:±(5 % of reading + 0.05 MΩ)
100.000 MΩ ≦ R < 1.000 GΩ:±(5 % of reading + 0.5 MΩ)
1.000 GΩ ≦ R < 10.000 GΩ:±(5 % of reading + 5 MΩ)
10.000 GΩ ≦ R < 25.000 GΩ:±(5 % of reading + 50 MΩ)
1 µA < i ≦ 1 mA*40.001 MΩ ≦ R < 10.000 MΩ:±(2 % of reading + 0.003 MΩ)
10.000 MΩ ≦ R < 100.000 MΩ:±(2 % of reading + 0.03 MΩ)
100.000 MΩ ≦ R < 1.000 GΩ:±(2 % of reading + 0.3 MΩ)
1.000 GΩ ≦ R < 5.000 GΩ:±(2 % of reading + 3 MΩ)
確度 *5
(GND がLowの場合)
(i:測定電流)
(R:測定抵抗)
5 nA ≦ i ≦ 50 nA*3500.000 MΩ ≦ R < 1.000 GΩ:±(25 % of reading + 0.5 MΩ)
1.000 GΩ ≦ R < 10.000 GΩ:±(25 % of reading + 5 MΩ)
10.000 GΩ ≦ R ≦ 100.000 GΩ:±(30 % of reading + 200 MΩ)
50 nA < i ≦ 100 nA*3200.000 MΩ ≦ R < 1.000 GΩ:±(20 % of reading + 0.5 MΩ)
1.000 GΩ ≦ R < 10.000 GΩ:±(20 % of reading + 5 MΩ)
10.000 GΩ ≦ R < 50.000 GΩ:±(20 % of reading + 50 MΩ)
50.000 GΩ ≦ R ≦ 100.000 GΩ:±(30 % of reading + 200 MΩ)
100 nA < i ≦ 200 nA*4100.000 MΩ ≦ R < 1.000 GΩ:±(10 % of reading + 0.5 MΩ)
1.000 GΩ ≦ R < 2.000 GΩ: ±(10 % of reading + 5 MΩ)
2.000 GΩ ≦ R < 10.000 GΩ:±(10 % of reading + 10 MΩ)
10.000 GΩ ≦ R < 50.000 GΩ:±(10 % of reading + 100 MΩ)
200 nA < i ≦ 1 µA*410.000 MΩ ≦ R < 100.000 MΩ:±(5 % of reading + 0.05 MΩ)
100.000 MΩ ≦ R < 1.000 GΩ:±(5 % of reading + 0.5 MΩ)
1.000 GΩ ≦ R < 10.000 GΩ:±(5 % of reading + 5 MΩ)
10.000 GΩ ≦ R < 25.000 GΩ:±(5 % of reading + 50 MΩ)
1 µA < i ≦ 1 mA*40.001 MΩ ≦ R < 10.000 MΩ:±(2 % of reading + 0.003 MΩ)
10.000 MΩ ≦ R < 100.000 MΩ:±(2 % of reading + 0.03 MΩ)
100.000 MΩ ≦ R < 1.000 GΩ:±(2 % of reading + 0.3 MΩ)
1.000 GΩ ≦ R < 5.000 GΩ:±(2 % of reading + 3 MΩ)
ホールド機能試験終了時の測定抵抗値を PASS 判定表示中に保持
オフセットキャンセル機能出力ケーブル間などの、測定に不要な絶縁抵抗を最大 2000 GΩ までキャンセル。OFF 機能あり。

*1 湿度70%rh以下(結露なし)、テストリードの揺れなどの外乱がない場合。*2 多湿環境下で接地方式(GND)をLowに設定した場合には、本製品内部の高電圧配線部、および本製品とEUT間の高電圧配線部から接地に漏れ電流が発生します。この漏れ電流は、オプションの高電圧スキャナTOS9320の使用や配線状況によって数nA~数十µAになり、測定確度に大きく影響します。オフセットを有効にして測定することで、漏れ電流の影響を低減させることができます。*3 100V以下の測定時は確度に10%を加算。*4 100V以下の測定時は確度に5%を加算。*5 湿度50%rh以上の環境下では測定電流を100nA以上に限定(結露なし)、テストリードの揺れなどの外乱がなく、オフセットが有効の場合。

 

判定機能
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項目TOS9300TOS9301TOS9301PDTOS9303TOS9303LC
判定動作判定時に出力が遮断される。ブザー音量はPASS、FAIL それぞれ個別に 0(OFF) ~ 10 まで設定可能。自動試験ではプログラム終了時の判定のみブザーが有効。
Upper FAIL判定方法上限判定基準値(Upper)以上の抵抗値を検出するとUPPER FAIL判定。電圧上昇時間(Rise Time)中は判定しない。
表示部「Upper-FAIL」が表示される。
ブザーオン
SIGNAL I/OSTOP 信号が入力されるまで連続でU FAIL 信号が出力される
Lower FAIL判定方法下限判定基準値(Lower)以下の抵抗値を検出するとLOWER FAIL判定。判定待ち時間(Judge Delay)中は判定しない。
表示部「Lower-FAIL」が表示される
ブザーオン
SIGNAL I/OSTOP 信号が入力されるまで連続でL FAIL 信号が出力される
PASS判定方法試験時間を経過して Upper-FAIL、Lower-FAIL でなければ PASS 判定。
表示部「PASS」が表示される
ブザーオン(50 ms 固定)
SIGNAL I/OPass Hold で設定した時間まで PASS 信号が出力される。Pass Hold で Infinity を設定した場合にはSTOP信号が入力されるまで連続で PASS 信号が出力される。
電圧上昇率判定動作電圧上昇時間(Rise Time)中に電圧上昇率を監視。判定遅延時間の自動設定 (Delay Auto)が ON で出力電圧が 0.2 kV 以上の場合に有効。判定時に出力が遮断される。ブザー音量はPASS、FAILそれぞれ個別に 0(OFF)~ 10 まで設定可能。
dV/dt FAIL判定方法電圧上昇率(dV/dt)が約1V/sに満たない場合に判定。
表示部「Lower-FAIL(dV / dt)」が表示される
ブザーオン
SIGNAL I/OSTOP 信号が入力されるまで連続でL FAIL 信号が出力される
上限判定基準値(Upper)設定範囲0.001 MΩ ~ 100.000 GΩ (最大定格電流以下の範囲にて)、OFF。
下限判定基準値(Lower)設定範囲0.000 MΩ ~ 99.999 GΩ (最大定格電流以下の範囲にて)、OFF。 0.000 に設定時は OFF と等価。
確度*1*2*3
(GNDがGuardの場合)
(i:測定電流)
(R:測定抵抗)
5 nA ≦ i ≦ 50 nA*4500.000 MΩ ≦ R < 1.000 GΩ:±(15 % of setting + 0.51 MΩ)
1.000 GΩ ≦ R < 10.000 GΩ:±(15 % of setting + 15 MΩ)
10.000 GΩ ≦ R ≦ 100.000 GΩ:±(20 % of setting + 210 MΩ)
50 nA < i ≦ 100 nA*4200.000 MΩ ≦ R < 1.000 GΩ:±(10 % of setting + 0.51 MΩ)
1.000 GΩ ≦ R < 10.000 GΩ:±(10 % of setting + 15 MΩ)
10.000 GΩ ≦ R < 50.000 GΩ:±(10 % of setting + 60 MΩ)
50.000 GΩ ≦ R ≦ 100.000 GΩ:±(20 % of setting + 210 MΩ)
100 nA < i ≦ 200 nA*5100.000 MΩ ≦ R < 1.000 GΩ:±(7 % of setting + 0.51 MΩ)
1.000 GΩ ≦ R < 2.000 GΩ:±(7 % of setting + 15 MΩ)
2.000 GΩ ≦ R < 10.000 GΩ:±(7 % of setting + 20 MΩ)
10.000 GΩ ≦ R < 50.000 GΩ:±(7 % of setting + 110 MΩ)
200 nA < i ≦ 1 µA*510.000 MΩ ≦ R < 100.000 MΩ: ±(5 % of setting + 0.06 MΩ)
100.000 MΩ ≦ R < 1.000 GΩ: ±(5 % of setting + 0.51 MΩ)
1.000 GΩ ≦ R < 10.000 GΩ: ±(5 % of setting + 15 MΩ)
10.000 GΩ ≦ R < 25.000 GΩ: ±(5 % of setting + 60 MΩ)
1 µA < i ≦ 1 mA*50.001 MΩ ≦ R < 10.000 MΩ:±(2 % of setting + 0.013 MΩ)
10.000 MΩ ≦ R < 100.000 MΩ:±(2 % of setting + 0.04 MΩ)
100.000 MΩ ≦ R < 1.000 GΩ:±(2 % of setting + 0.31 MΩ)
1.000 GΩ ≦ R < 5.000 GΩ:±(2 % of setting + 13 MΩ)
確度*6
(GNDがLowの場合)
(i:測定電流)
(R:測定抵抗)
5 nA ≦ i ≦ 50 nA*4500.000 MΩ ≦ R < 1.000 GΩ:±(25 % of setting + 0.51 MΩ)
1.000 GΩ ≦ R < 10.000 GΩ: ±(25 % of setting + 15 MΩ)
10.000 GΩ ≦ R ≦ 100.000 GΩ: ±(30 % of setting + 210 MΩ)
50 nA < i ≦ 100 nA*4200.000 MΩ ≦ R < 1.000 GΩ:±(20 % of setting + 0.51 MΩ)
1.000 GΩ ≦ R < 10.000 GΩ:±(20 % of setting + 15 MΩ)
10.000 GΩ ≦ R < 50.000 GΩ: ±(20 % of setting + 60 MΩ)
50.000 GΩ ≦ R ≦ 100.000 GΩ:±(30 % of setting + 210 MΩ)
100 nA < i ≦ 200 nA*5100.000 MΩ ≦ R < 1.000 GΩ:±(10 % of setting + 0.51 MΩ)
1.000 GΩ ≦ R < 2.000 GΩ:±(10 % of setting + 15 MΩ)
2.000 GΩ ≦ R < 10.000 GΩ:±(10 % of setting + 20 MΩ)
10.000 GΩ ≦ R < 50.000 GΩ:±(10 % of setting + 110 MΩ)
200 nA < i ≦ 1 µA*510.000 MΩ ≦ R < 100.000 MΩ:±(5 % of setting + 0.06 MΩ)
100.000 MΩ ≦ R < 1.000 GΩ:±(5 % of setting + 0.51 MΩ)
1.000 GΩ ≦ R < 10.000 GΩ:±(5 % of setting + 15 MΩ)
10.000 GΩ ≦ R < 25.000 GΩ:±(5 % of setting + 60 MΩ)
1 µA < i ≦ 1 mA*50.001 MΩ ≦ R < 10.000 MΩ:±(2 % of setting + 0.013 MΩ)
10.000 MΩ ≦ R < 100.000 MΩ:±(2 % of setting + 0.04 MΩ)
100.000 MΩ ≦ R < 1.000 GΩ:±(2 % of setting + 0.31 MΩ)
1.000 GΩ ≦ R < 5.000 GΩ:±(2 % of setting + 13 MΩ)

*1 200μA以下の判定には、Rise Timeが終了後3秒以上の時間が必要です。Low Pass Filterがオンの場合の判定には、Rise Timeが終了後10秒以上の時間が必要です。*2 湿度70%rh以下(結露なし)、テストリードの揺れなどの外乱がない場合。*3 多湿環境下で接地方式(GND)をLowに設定した場合には、本製品内部の高電圧配線部、および本製品とEUT間の高電圧配線部から接地に漏れ電流が発生します。この漏れ電流は、オプションの高電圧スキャナTOS9320の使用や配線状況によって数nA~数μAになり、測定確度に大きく影響します。オフセットを有効にして測定することで、漏れ電流の影響を低減させることができます。*4 100V以下の測定時は確度に10%を加算。*5 100V以下の測定時は確度に5%を加算。*6 湿度50%rh以上の環境下では測定電流を100nA 以上に限定(結露なし)、テストリードの揺れなどの外乱がなく、オフセットが有効の場合。

タイマー機能
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項目TOS9300TOS9301TOS9301PDTOS9303TOS9303LC
電圧上昇時間(Rise Time)設定範囲0.1 s ~ 200.0 s
試験時間(Test Time)設定範囲0.1 s ~ 1000.0 s、OFF
判定遅延時間(Judge Delay)設定範囲 *10.1 s ~ 100.0 s、AUTO *2
確度 *3±(100 ppm of setting + 20 ms)

*1 Rise TimeとTest Timeを合計した時間より短い時間のみ設定できます。*2 Delay AutoをONに設定した場合、充電時間が終了するまでUPPER判定を行いません。*3 Fall Timeを除く。

その他の仕様
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項目TOS9300TOS9301TOS9301PDTOS9303TOS9303LC
接地方式 (GND)Low とGuard に切り替え可能
LowGND がLOW 端子に接続される。LOW 端子(シャシ)に流れる電流が測定される(通常用途)。
Guard *1GND がガードに接続される。LOW 端子に流れる電流のみが測定され、シャシに流れる電流は測定されない(高感度、高精度測定用途)。
フィルタ機能電流計測回路にローパスフィルタを入れることが可能。*2

*1 EUTおよび治具などが接地される可能性がある、あるいは不明な場合には、絶対に GND をGuard に設定しないでください。電流計が短絡され、電流を測定できないため大変危険です。通常の用途ではGNDはLowに設定してください。*2 Low Pass FilterがONの場合は、5秒以上の判定遅延時間および試験時間が必要。

アース導通試験部

出力機能
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項目TOS9302TOS9303TOS9303LC
電流設定範囲 *13.0 A ~ 42.0 A AC/DC
分解能0.1 A
確度±(1 % of setting + 0.4 A)
AC最大定格出力 *2220 VA(出力端子において)
ひずみ率2%以下(20 A 以上、0.1 Ω 純抵抗負荷にて)
周波数50 Hz、60 Hz から選択。正弦波
確度±200 ppm
開放端子電圧6 Vrms 以下
出力方式PWM スイッチング方式
DC最大定格出力220 W(出力端子において)
リップル±0.4 Ap-p以下(TYP)
開放端子電圧6.0 V 以下

*1 最大定格出力以下で、出力端子電圧5.4V以下の抵抗の場合。*2 連続で試験をする場合には、上限判定基準値の設定によっては出力時間の制限と休止時間が必要になることがあります。

測定機能
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項目TOS9302TOS9303TOS9303LC
出力電流計測定範囲0.0 A ~ 45.0 A AC/DC
分解能0.01 A
確度±(1 % of reading + 0.2 A)
応答AC:平均値応答実効値表示、DC:平均値
ホールド機能試験終了時の測定電流値をPASS、FAIL 判定表示中に保持。
出力電圧計測定範囲AC:0.00 V ~ 6.00 V、DC:0.00 V ~ 5.50 V
分解能0.001 V
オフセットキャンセル機能試験に不要な電圧値を測定値から最大 5V(AC/DC)までキャンセル。 OFF 機能あり。
確度±(1 % of setting + 0.02 V)
応答AC:平均値応答実効値表示、DC:平均値
ホールド機能試験終了時の測定電圧値をPASS、FAIL 判定表示中に保持。
抵抗計測定範囲 *11 mΩ ~ 600 mΩ
分解能1 mΩ
オフセットキャンセル機能試験に不要な抵抗値を測定値から最大 10 Ω までキャンセル。OFF 機能あり。
確度±(2 % of reading + 3 mΩ)
ホールド機能試験終了時の測定抵抗値をPASS 判定表示中に保持

*1 出力電圧測定値と出力電流測定値から演算して算出しています。

判定機能
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項目TOS9302TOS9303TOS9303LC
判定動作抵抗値、またはセンシング電圧値による判定を選択可能。判定時に出力が遮断される。ブザー音量は PASS、FAIL それぞれ個別に 0(OFF)~ 10 まで設定可能。自動試験ではプログラム終了時の判定のみブザーが有効。
Upper FAIL判定方法上限判定基準値(Upper)以上の抵抗値、またはセンシング電圧値が検出された。接触確認中は判定しない。
表示部「Upper-FAIL」が表示される
ブザーオン
SIGNAL I/OSTOP 信号が入力されるまで連続で U FAIL 信号が出力される
LOWER FAIL判定方法下限判定基準値(Lower)以下の抵抗値、またはセンシング電圧値を検出するとLOWER FAIL判定。
表示部「Lower-FAIL」が表示される
ブザーオン
SIGNAL I/OSTOP 信号が入力されるまで連続で L FAIL 信号が出力される
PASS判定方法試験時間を経過して Upper-FAIL、Lower-FAIL でなければ PASS 判定。
表示部「PASS」が表示される
ブザーオン(50 ms 固定)
SIGNAL I/OPass Hold で設定した時間まで PASS 信号が出力される。Pass Hold で Infinity を設定した場合には STOP 信号が入力されるまで連続で PASS 信号が出力される。
抵抗値判定上限判定基準値(Upper)設定範囲0.0001 Ω ~ 10.0000 Ω
下限判定基準値(Lower)設定範囲0.0000 Ω ~ 9.9999 Ω
判定確度±(2 % of setting + 3 mΩ)
電圧値判定上限判定基準値(Upper)設定範囲0.001 V ~ 5.000 V AC/DC
下限判定基準値(Lower)設定範囲0.000 V ~ 4.999 V AC/DC
判定確度±(2 % of setting + 0.05 V)
校正純抵抗負荷を使用して校正(AC の場合は正弦波の実効値で校正)
接触確認(Contact Check)機能テストリードに電流が流れるのを確認してから試験開始。(OFF 設定あり)
タイマー機能
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項目TOS9302TOS9303TOS9303LC
電圧上昇時間(Rise Time)設定範囲0.1 s ~ 200.0 s
電圧降下時間(Fall Time)設定範囲 *10.1 s ~ 200.0 s、OFF
試験時間(Test Time)0.1 s ~ 1000.0 s、OFF
確度±(100 ppm of setting + 20 ms)(Fall Time は除く)

*1 PASS判定時のみ有効です。DC試験時は、本製品内部およびEUTの静電容量のため、設定時間中に電圧が下がりきらないことがあります。

部分放電試験部

出力機能
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項目TOS9301PD
AC出力部出力電圧範囲 0.050 kV 〜 5.000 kV
分解能1 V
設定確度±(1.2 % of setting + 0.02 kV)(無負荷時)
最大定格負荷250 VA(5 kV / 50 mA)
最大定格電流50 mA(出力電圧0.2 kV以上)
出力電圧波形 *1 正弦波
ひずみ率2 % 以下(出力電圧0.5 kV以上、無負荷時または純抵抗負荷時)
クレストファクタ√2± 3 %(0.8 kV 以上)
周波数 50 Hz / 60Hz
確度±0.1 %
電圧変動率±3 % 以下(最大定格負荷→無負荷)
出力方式PWMスイッチング方式
出力電圧監視機能出力電圧が ±(10 % of setting + 0.05 kV) を越えた場合、出力が遮断され保護機能が作動。

*1 容量性の負荷に交流電圧を印加すると、負荷の容量分の値によっては無負荷よりも出力電圧が上昇することがあります。さらに、容量の値に電圧依存性のある試料(セラミックコンデンサなど)を負荷にした場合には、波形にひずみが発生することがあります。ただし、試験電圧1.5 kVの場合には、1000 pF以下の容量の影響は無視できます。また、本製品の高圧電源部はPWMスイッチング方式のため、試験電圧が500 V以下ではスイッチングノイズ、スパイクノイズの占める割合が大きくなり、試験電圧が低くなるほど波形のひずみも大きくなります。

測定機能
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項目TOS9301PD
電圧計測定範囲0.00 kV 〜 7.50 kV AC / DC
分解能0.1 V
確度*1±(1.2 % of reading + 5 V)
応答真の実効値/平均値応答実効値換算を切り替え可能。
別系統に波高値応答(波高値応答はRISE中の絶縁破壊電圧測定用)
ホールド機能試験終了時の測定電圧値をPASS/FAIL判定表示中に保持。
電荷量測定電荷計測方法IEC60664-1 Edition 3.0 に記載の測定原理を採用*2
測定範囲0 pC 〜 10000 pC
測定分解能100pCレンジ0.1 pC
1000pCレンジ0.1 pC
10000pCレンジ1 pC
確度*1 *3100pCレンジ±(5% of full scale + 7 pC)
1000pCレンジ±(5% of full scale)
10000pCレンジ±(5% of full scale)
計測間隔印加電圧の1サイクルごとに計測して判定。
ホールド機能試験終了時の放電電荷量をPASS判定表示中に保持。
被試験物最大静電容量10 nF
ピークホールド機能測定期間中の最大値を保持。
フィルタ機能電荷計測回路にローパスフィルタを入れることが可能。
放電開始電圧/停止電圧測定あらかじめ設定した電荷量を超える放電を開始した電圧と、放電を停止した電圧を測定(IEC60664-1 Edition 3.0 に記載の測定原理を採用*2)。
校正(Precalibration)校正用の内蔵コンデンサ(1000 pF)で校正。
パルスカウント機能ハイパスフィルタ通過後のパルス数を計測し、上限判定基準値を超えたらFAIL判定。
上限判定基準値の設定範囲1〜100000
BPF特性切り替え機能電荷計測回路のバンドパスフィルタの特性を切り替え可能
中心周波数100 kHz/160 kHz/300 kHz
カップリングコンデンサ0.01 µF

*1.パルス間隔が200 μs 以上の場合 *2.規格に基づいた測定原理(EUT 接地タイプ)、電圧印加テストパターンで試験できますが、測定確度については規格要求に未対応です。 *3.Band Pass Filterを160kHzに設定時。

判定機能
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項目TOS9301PD
放電電荷量判定判定時に出力が遮断される。
Upper FAIL (Current)判定方法上限判定基準値以上の電流が測定された。
表示部「Upper-FAIL(Current)」が表示される。
ブザーオン
SIGNAL I/OSTOP信号が入力されるまで連続でU FAIL信号が出力される。
Upper FAIL (Coulomb)判定方法上限判定基準値以上の電荷量が測定された。
表示部「Upper-FAIL(Coulomb)」が表示される。
ブザーオン
SIGNAL I/OSTOP信号が入力されるまで連続でU FAIL信号が出力される。
Upper FAIL (Pulse)判定方法上限判定基準値以上の放電パルス数が測定された。
表示部「Upper-FAIL(Pulse)」が表示される。
ブザーオン
SIGNAL I/OSTOP信号が入力されるまで連続でU FAIL信号が出力される。
PASS判定方法試験時間を経過してUpper-FAILにならなかった。
表示部「PASS」が表示される。
ブザーオン
SIGNAL I/OPass Holdで設定した時間までPASS信号が出力される。Pass HoldでInfinityを設定した場合にはSTOP信号が入力されるまで連続でPASS信号が出力される。
電流上限判定基準値50 mA(非校正)
電荷量上限判定基準値 (Upper Coulomb)設定範囲1 pC〜10000 pC
確度電荷量測定確度に準じる
パルスカウント判定基準値 (Upper Pulse Count)設定範囲1〜100000(非校正)
タイマー機能
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項目TOS9301PD
電圧上昇時間(Rise Time)設定範囲0.1 s 〜 200.0 s
電圧降下時間(Fall Time)設定範囲*10.1 s 〜 200.0 s、OFF
試験時間(Test Time)設定範囲0.1 s 〜 1000.0 s、OFF
確度±(100 ppm of setting + 20 ms)(Fall Time は除く)

*1 PASS 判定時のみ有効です。

その他の仕様
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項目TOS9301PD
アナログモニタ*1機能電流波形、電圧波形、放電電荷量に応じた電圧信号が出力される。
V電圧波形:Scale 1kV/1V
Qpd*2放電電荷量:Scale 測定レンジのフルスケール/10V
Ipd*3部分放電電流波形

*1 モニタ用の信号は、シャシ(アース)から絶縁されて出力されます。 *2 PD 試験時は、モニタ用信号のコモンはシャシ(アース)に接続されます。Qpd 波形はピーク検出回路の出力波形になり、一周期ごとにリセットされます。Ipd 波形はTOS93 シリーズの計測部フィルタを通過したあとの放電波形になります。このため実際の放電波形の周波数特性によりスケールが変化します。 *3 Ipd 波形は、実際の放電波形がTOS9301PD の計測部フィルタを通過したあとの波形になります。このため、放電波形の周波数特性によりスケールが変化します。

漏れ電流試験部

測定機能
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項目TOS9303LC
測定項目TC接触電流(Touch Current)の測定
測定方式人体のインピーダンスを代表する測定回路網(ネットワーク)を利用し、基準抵抗の電圧降下を測定することにより接触電流が算出される
プローブ設定Enc-PeA 端子:測定用端子(EUT の外装への接続用) B 端子:開放
Enc-EncA 端子、B 端子:測定用端子(EUT の外装への接続用)
Enc-Liv Enc-NeuA 端子:測定用端子(EUT の外装への接続用) B 端子:開放
PCC保護導体電流(Protective Conductor Current)の測定
測定方式保護接地線の途中に挿入した基準抵抗の電圧降下を測定することにより、保護導体電流が算出される。測定インピーダンスは 150 Ω。
Patient患者漏れ電流(Patient Current)の測定
測定方式IEC60601 に準拠したネットワークを利用し、基準抵抗の電圧降下を測定するこ とにより患者漏れ電流が算出される
MeterA 端子、B 端子間に流れる電流、または印加されている電圧を測定(同時測定不 可)。
測定方式電流測定人体のインピーダンスを代表する測定回路網(ネットワーク)を利用し、基準抵抗の電圧降下を測定することによりA 端子とB 端子間の電流が算出される。
電圧測定A 端子と B 端子間に印加されている電圧を測定。
電流測定モードDC交流成分を除去して直流成分のみを測定
RMS真の実効値を測定(AC または AC+DC を切り替え)
Peak *1波形のピーク値を測定

*1 電源ライン波形、本製品と EUT 間の配線環境などの影響により電流測定値が安定しない場合があります。

測定回路網(ネットワーク)
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項目TOS9303LC
ネットワークA(IEC60990 準拠)*1(1.5 kΩ // 0.22 μF)+ 500 Ω, 基本測定素子: 500 Ω
B(IEC60990 準拠)(1.5 kΩ // 0.22 μF)+ 500 Ω //(10 kΩ + 22 nF)、基本測定素子 : 500 Ω、 電圧測定 U1、U3 切り替え可能
C(IEC60990 準拠)(1.5 kΩ // 0.22 μF)+ 500 Ω //(10 kΩ +(20 kΩ + 6.2 nF)// 9.1 nF)、基本測定素子: 500 Ω、電圧測定 U1、U3 切り替え可能
D(電気用品安全法、その他)1 kΩ、基本測定素子 : 1 kΩ
E(電気用品安全法)1 kΩ //(10 kΩ + 11.225 nF + 579 Ω)、基本測定素子 : 1 kΩ
F(UL、その他)1.5 kΩ // 0.15 μF、基本測定素子 : 1.5 kΩ
G2 kΩ、基本測定素子 : 2 kΩ
H(IEC61010-1)375 Ω // 0.22 μF + 500 Ω、基本測定素子: 500 Ω
I(Patient、IEC60601-1wet)1 kΩ // 10 kΩ + 0.015 μF、基本測定素子: 1 kΩ
J(スルー)電圧計校正用
PCC-1150 Ω、基本測定素子 : 150 Ω
PCC-2(IEC60598-1)150 Ω // 1.5 μF、基本測定素子: 150 Ω
ネットワーク定数許容差抵抗:±0.1 %、コンデンサ 0.15 μF:±2 %、その他:±1 %
ネットワーク確度A、B、C、H入力電圧対出力電圧比 理論値 ±5 % (IEC 60990 付属書 L、および F に基づく)
E入力電圧対出力電圧比 理論値 ±5 %
D、G基本測定素子(抵抗値)±1 %
I入力電圧対出力電圧比 理論値 ±5 %

*1 電源ライン波形、本製品と EUT 間の配線などの影響により電流測定値が安定しない場合があります。


測定回路網(ネットワークA IEC60990 図3 U1測定に準拠)

測定回路網(ネットワークA IEC60990 図3 U1測定に準拠)

測定回路網(ネットワークE 電気用品安全法など)

測定回路網(ネットワークE 電気用品安全法など)

測定回路網(ネットワークB IEC60990 図4 U2測定に準拠)

測定回路網(ネットワークB IEC60990 図4 U2測定に準拠)

測定回路網(ネットワークF IEC61029など)

測定回路網(ネットワークF IEC61029など)

測定回路網(ネットワークB1 IEC60990 図4 U1測定に準拠)

測定回路網(ネットワークB1 IEC60990 図4 U1測定に準拠)

測定回路網(ネットワークG IEC60745など)

測定回路網(ネットワークG IEC60745など)

測定回路網(ネットワークC IEC60990 図5 U3測定に準拠)

測定回路網(ネットワークC IEC60990 図5 U3測定に準拠)

測定回路網(ネットワークI IEC60601-1など)

測定回路網(ネットワークI IEC60601-1など)

測定回路網(ネットワークD 電気用品安全法など)

測定回路網(ネットワークD 電気用品安全法など)

測定回路網(ネットワークPCC-1)

測定回路網(ネットワークPCC-1)

測定回路網(ネットワークPCC-2 IEC60598-1)

測定回路網(ネットワークPCC-2 IEC60598-1)

測定部
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項目TOS9303LC
測定範囲 *1Range1DC, RMS:1.00 μA(min.)~ 200.00 μA(max)、Peak:1.00 μA(min.)~ 282.00 μA(max)
Range2DC, RMS:12.50 μA(min.)~ 2000.0 μA(max)、Peak:17.50 μA(min.)~ 2830.0 μA(max)
Range3DC, RMS:125.0 μA(min.)~ 20.000 mA(max)、Peak:175.0 μA(min.)~ 28.300 mA(max)
Range4DC, RMS:1.250 mA(min.)~ 100.00 mA(max)、Peak:1.750 mA(min.)~ 100.00 mA(max)
レンジ切り替えAuto / Fix 選択可能。各レンジで測定範囲を外れた場合には、測定値の点滅で警告。
Auto測定値に応じてレンジを自動設定
FixTC、PCC 測定ではUPPER 設定値に応じて測定レンジを自動設定。Meter 測定では任意のレンジに固定。
帯域切り替え医用機器等の測定で要求される、0.1 Hz からの測定ができる帯域に拡張可能。
Normal通常の測定帯域 15 Hz ~ 1MHz
Expand帯域を 0.1 Hz ~ 1MHzまでの測定範囲に拡張
総合確度 *2
(ネットワーク A、B、C 使用時) *3
Range1DC±(5.0 % of reading + 2 μA)
RMS0.1 Hz ≦ f < 15 Hz±(10.0 % of reading + 2 μA)
15 Hz ≦ f ≦ 100 kHz±(7.0 % of reading + 2 μA)
100 kHz < f ≦ 1 MHz±(10.0 % of reading + 2 μA)
Peak0.1 Hz ≦ f < 15 Hz±(10.0 % of reading + 10 μA)
15 Hz ≦ f ≦ 1 kHz±(10.0 % of reading + 10 μA)
1 kHz < f ≦ 100 kHz±(10.0 % of reading + 10 μA)
100 kHz < f ≦ 1 MHz±(20.0 % of reading + 10 μA)
Range2DC±(5.0 % of reading + 20 μA)
RMS0.1 Hz ≦ f < 15 Hz±(10.0 % of reading + 10 μA)
15 Hz ≦ f ≦ 100 kHz±(7.0 % of reading + 8 μA)
100 kHz < f ≦ 1 MHz±(10.0 % of reading + 10 μA)
Peak0.1 Hz ≦ f < 15 Hz±(10.0 % of reading + 10 μA)
15 Hz ≦ f ≦ 1 kHz±(10.0 % of reading + 10 μA)
1 kHz < f ≦ 100 kHz±(10.0 % of reading + 10 μA)
100 kHz < f ≦ 1 MHz±(20.0 % of reading + 10 μA)
Range3DC±(5.0 % of reading + 50 μA)
RMS0.1 Hz ≦ f < 15 Hz±(10.0 % of reading + 20 μA)
15 Hz ≦ f ≦ 100 kHz±(7.0 % of reading + 20 μA)
100 kHz < f ≦ 1 MHz±(10.0 % of reading + 20 μA)
Peak0.1 Hz ≦ f < 15 Hz±(10.0 % of reading + 50 μA)
15 Hz ≦ f ≦ 1 kHz±(7.0 % of reading + 50 μA)
1 kHz < f ≦ 100 kHz±(10.0 % of reading + 50 μA)
100 kHz < f ≦ 1 MHz±(20.0 % of reading + 50 μA)
Range4DC±(5.0 % of reading + 0.5 mA)
RMS0.1 Hz ≦ f < 15 Hz±(10.0 % of reading + 0.2 mA)
15 Hz ≦ f ≦ 100 kHz±(7.0 % of reading + 0.2 mA)
100 kHz < f ≦ 1 MHz±(10.0 % of reading + 0.2 mA)
Peak0.1 Hz ≦ f < 15 Hz±(10.0 % of reading + 0.5 mA)
15 Hz ≦ f ≦ 1 kHz±(7.0 % of reading + 0.5 mA)
1 kHz < f ≦ 100 kHz±(10.0 % of reading + 0.5 mA)
100 kHz < f ≦ 1 MHz±(20.0 % of reading + 0.5 mA)
入力抵抗1 MΩ ± 1%
入力容量200 pF 未満(内部電圧計の入力容量 100 pF 以下)
コモンモード除去比10 kHz 以下 : 60 dB 以上/ 10 kHz ~ 1 MHz: 40 dB 以上
オフセットキャンセル機能試験に不要な電流値を測定値から最大 10 mA までキャンセル。 OFF 機能あり。

*1 ネットワークIを選択した場合は、電圧計の帯域拡張が可能。*2 0.1 Hz ≦ f < 15 Hz は電圧計の帯域拡張(VoltMeter BandWidth)を Expand に設定している場合。120 秒以上の試験時間が必要。*3 本製品の電圧計確度を基準に、ネットワークA、B、C を使用した測定において電流換算した値です。A、B、C 以外のネットワークを使用する場合は、下記のとおり計算してください。
ネットワークD、E、I では、±( □ % of reading + ■ A) の■の部分が 1/2 の値になります。
ネットワークF では、上記■の部分が 1/3 の値になります。
ネットワークG では、上記■の部分が 1/4 の値になります。
ネットワークPCC-1、PCC-2 では、上記■の部分が3.3 倍の値になります。

判定機能
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項目TOS9303LC
判定動作判定遅延時間(Judge Delay)後に判定開始。ブザー音量は PASS、FAIL それぞれ個別に 0(OFF)~ 10 まで設定可能。自動試験ではプログラム終了時の判定のみブザーが有効。
Upper FAIL判定方法上限判定基準値(Upper)以上の電流を検出するとUPPER FAIL判定。
表示部「Upper-FAIL」が表示される
ブザーオン
SIGNAL I/OSTOP 信号が入力されるまで連続でU FAIL 信号が出力される
Lower FAIL判定方法下限判定基準値(Lower)以下の電流を検出するとLOWER FAIL判定。
表示部「Lower-FAIL」が表示される
ブザーオン
SIGNAL I/OSTOP 信号が入力されるまで連続でL FAIL 信号が出力される
PASS判定方法試験時間を経過して Upper-FAIL、Lower-FAIL でなければ PASS 判定。
表示部「PASS」が表示される
ブザーオン(50 ms 固定)
SIGNAL I/OPass Hold で設定した時間までPASS 信号が出力される。Pass Hold で Infinity を設定した場合には STOP 信号が入力されるまで連続でPASS 信号が出力される。
Upper 設定範囲RANGE1DC, RMS:0.1 µA (min.) ~ 200 μA (max)、 Peak:0.1 µA (min.) ~ 282 µA (max)
RANGE2DC, RMS:15.1 µA (min.) ~ 2.00 mA (max)、 Peak:21.3 µA (min.) ~ 2.83 mA (max)
RANGE3DC, RMS:151 µA (min.) ~ 20.00 mA (max)、 Peak:213 µA (min.) ~ 28.3 mA (max)
RANGE4DC, RMS:1.51 mA (min.) ~ 100 mA (max)、 Peak:2.13 mA (min.) ~ 100 mA (max)
Lower 設定範囲Upper 設定範囲から -1digit の値
判定確度総合確度に準ずる(総合確度の reading を setting に読み替えてください)
タイマー機能
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項目TOS9303LC
判定遅延時間(Judge Delay)設定範囲1.0 s ~ 1000.0 s、OFF
確度±(100 ppm of setting + 20 ms)
試験時間(Test Time)設定範囲1.0 s ~ 1000.0 s、OFF
確度±(100 ppm of setting + 20 ms)
その他の仕様
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項目TOS9303LC
電圧値の換算EUT に供給する電圧とその際の測定電流値を基に、あらかじめ設定した電 源電圧(Conv Voltage)の値で換算した電流値が表示される。(メータモードでは無効)
設定範囲80.0 V ~ 300.0 V、OFF
分解能0.1 V
電源ラインの極性(Polarity)選択EUT に供給する電源ラインの極性を正相/逆相から選択。
単一故障モード(Condition)選択EUT の単一故障モードを、正常(Normal)、ニュートラル線の断線(Fault Neu)、保護接地線の断線(Fault PE)から選択。
接地チェック外装と電源ライン間の接触電流試験で、EUT の外装が接地されている場合は Contact-FAIL が発生。
測定チェックA 端子、B 端子間を短絡させて測定機能をチェックし、異常があれば保護機能が作動。
電源電圧測定 AC LINE(EUT)測定範囲80.0 V ~ 250.0 V
分解能0.01 V
確度±(3 % of reading + 1 V)
電源電流測定 AC LINE(EUT)測定範囲0.1 A ~ 15.00 A
分解能0.001 A
確度±(5 % of reading + 30 mA)
電力測定 (有効電力)測定範囲10 W ~ 1500 W
確度±(5 % of reading + 8 W)(電源電圧が 80 V 以上、負荷力率 1 にて)
A 端子、 B 端子間電圧測定測定範囲DC10.00 V ~ 300.0 V
RMS10.00 V ~ 300.0 V
Peak15.00 V ~ 430.0 V
入力インピーダンス約 40 MΩ
確度 *1±(3 % of reading + 2 V)(測定レンジは AUTO に固定)
SELV 検出SELV を検出する電圧を設定し、値を超えたらDANGER ランプが点灯。
設定範囲10.0 V ~ 99.9 V、OFF
分解能0.1V
測定端子定格電圧A 端子- B 端子間250 V
端子-シャシ間250 V
定格電流100 mA
測定カテゴリCAT-II
有効端子表示測定に有効な端子が表示部に表示される
110% 端子AC LINE IN インレットに入力された電圧を供給する端子
EUT 用電源公称電圧範囲100 V ~ 240 V、50 Hz / 60 Hz
入力電圧範囲(許容電圧範囲)85 Vac ~ 250 Vac
定格出力容量1500 VA
最大使用電流15 A(約 15.7 A で過電流保護が作動)
突入電流最大 70 Apeak(20 ms 以内)

*1 A 端子、B 端子間が開放の状態で電圧測定した場合は、誘導電圧の影響を受けやすくなります。


インターフェース(共通)
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項目TOS9300TOS9301TOS9301PDTOS9302TOS9303TOS9303LC
REMOTEMINI DIN 9ピンコネクタ。下記のオプションを接続して試験開始/終了のリモートコントロール。
  • リモートコントロールボックス RC01-TOS、RC02-TOS
  • 高圧テストプローブ HP01A-TOS、HP02A-TOS(ただし、試験電圧が 4kVac、5kVdc以下の場合)
SIGNAL I/OD-sub 37 ピンコネクタ。
機能インターロックの作動/解除、セットアップメモリー呼び出し、自動試験のプログラム呼び出し、試験の開始/終了、試験中/電圧発生状態のモニタ、試験ステータスのモニタ、判定結果のモニタ、自動試験のステップ実行状況のモニタ、保護機能の作動状態のモニタ
入力仕様 入力信号はすべてローアクティブ制御。入力端子は抵抗により +12 Vにプルアップ。入力端子の開放はハイレベルの入力と等価。
ハイレベル入力電圧11 V ~ 15 V
ローレベル入力電圧0V ~ 4V
ローレベル入力電流最大-5 mA
入力時間幅最小 5 ms
出力仕様出力方式オープンコレクタ出力(4.5 Vdc ~ 30 Vdc)
出力耐電圧30 Vdc
出力飽和電圧約 1.1 V(25 ℃)
最大出力電流400 mA(TOTAL)
STATUS OUTオプション製品用の出力端子。
+ 端子(赤)+24 V を出力。出力条件はコンフィグ設定のStatus Output で設定可能。
– 端子(黒)+24 V 回路コモン。
SCANNERMINI DIN8 ピンコネクタ。オプションの高電圧スキャナTOS9320 用 端子。最大接続台数は 4 台 16 チャンネル。
USB(ホスト)標準A タイプソケット。USB2.0 仕様に準拠、通信速度12 Mbps(Full Speed)
リモートコントロール電源のオン/オフ、キーロック、自動試験以外の全機能をリモートコントロール可能。
RS232CハードウェアD-sub9 ピンコネクタ(EIA-232D に準拠) 通信速度:9600 / 19200 / 38400 / 57600 / 115200 bps データ長:8bit、ストップビット:1 bit、パリティ:なし、フロー制御:なし/ CTS-RTS
メッセージターミネータ受信時 LF、送信時 LF
USB(デバイス)ハードウェア標準 B タイプソケット USB2.0 仕様に準拠、通信速度 480 Mbps(High Speed)
メッセージターミネータ受信時:LF または EOM、送信時:LF+EOM
デバイスクラスUSBTMC-USB488 デバイスクラス仕様に準拠。
LANハードウェアIEEE 802,3 100Base-TX/10Base-T Ethernet Auto-MDIX 対応 IPv4, RJ-45 コネクタ
対応規格LXI 1.5 Core Specification 2011
通信プロトコルVXI-11、HiSLIP、SCPI-RAW、SCPI-Telnet
メッセージターミネータVXI-11、HiSLIP: 受信時 LF またはEND、送信時LF + END SCPI-RAW: 受信時 LF、送信時 LF
表示部7 インチLCD
その他の機能(共通)
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項目TOS9300TOS9301TOS9301PDTOS9302TOS9303TOS9303LC
自動試験ACW、DCW、IR、EC を組み合わせて自動実行。LC の場合は TC、PCC、Patient のみで組み合わせが可能。
試験条件メモリーセットアップメモリ試験条件(ACW、DCW、IR、EC、LC、PD)を51通りまで保存。
プログラムメモリプログラム(ACW、DCW、IR、EC、PD)の組み合わせを 100 ステップ、100 通りまで保存。
プログラムメモリ(LC)プログラム(TC、PCC、Patient)の組み合わせを 100 ステップ、100 通りまで保存。
試験結果メモリー単独試験、自動試験の直近の試験結果を 1000 個まで記録。電源をオフにするとクリアされる。CSV 形式でUSB メモリーに保存可能。
システムクロック 校正日時、試験実施日時を記録
記録可能日時2038 年まで
校正期限設定設定した期限を過ぎると電源オン時に警告。警告時に保護機能を作動させるか、表示部の警告表示のみにするか選択可能。
測定値の表示 測定値の最大値/最小値を表示可能。
通常試験中に測定値を表示。最大値/最小値は保持しない。
最大値/最小値表示耐電圧(ACW / DCW)試験では電流測定値の最大値、絶縁抵抗(IR)試験では抵抗測定値の最小値、アース導通(EC)試験では抵抗測定値または電圧測定値の最大値を表示。
試験の開始方法Double ActionSTOP スイッチを押すと表示部に 0.5 秒間「READY」と表示され、その間にSTART スイッチを押したときのみ試験を開始。
MomentarySTART スイッチを押している間のみ試験を実行。
Start LongSTART スイッチを 1 秒以上押したときのみ試験を開始。
PASS 判定の表示時間(Pass Hold)PASS 判定結果の表示を保持する時間(0.05 s ~ 10.00 s)か、または STOP スイッチが押されるまで保持(Infinity)するかを設定。
STOP 信号の無効化(Fail Mode)SIGNAL I/OコネクタとREMOTE コネクタに接続した機器から、FAIL 判定結果と PROTECTION 状態が解除できないように設定可能。
キー操作のロック(Key Lock)キー操作をロックして、設定値の変更、メモリーやプログラムの上書きなどの誤操作を防止。
保護機能 試験中に保護機能が作動した場合は、即時に出力が遮断されて試験が停止する。 LC 試験の場合は、EUT への給電が中止され、A 端子、B 端子間が開放される。保護機能が作動する条件は下記のとおり。
INTERLOCKインターロックが作動中。
POWER SUPPLY電源部に異常がある。
OUTPUT ERROR下記の規定の範囲を超える出力電圧が検出された。 ACW、DCW、IR 試験・PD試験:±(10 % of setting + 50 V) EC 試験:±(10 % of setting + 2 A)
OVER LOAD下記の規定の範囲を超える出力電力または出力電流が検出された。
ACW:550 VA、DCW:110 W または 50 mA、IR(7200 V 試験):110 W または 25 mA、IR(-1000 V 試験):2 mA、EC:240 VA、LC:AC LINE OUTの電流が約 15.7 Aを超えたとき、または電力が 1600 VAを超えたとき。
OVER HEAT本製品の内部温度が異常に上昇した。
OVER RATING耐電圧試験時に、出力電流が出力時間の制限を超えた。アース導通試験時に、出力電流が出力時間の制限を超えた。
CAL設定した校正期限が過ぎた。
REMOTEREMOTE コネクタの脱着が行われた。
SIGNAL I/OSIGNAL I/O コネクタのENABLE 信号に変化があった。
COMMUNICATION内部通信に異常があった。
OVER RANGE測定レンジの最大値を超える値が測定された。
MEASURELC 試験の測定チェックで異常が検出された。
SHORTLC 試験でリレー動作の異常が検出された。
EARTH FAULT接地方式(GND)の設定が Guard の場合に、本製品の高電圧出力部から接地部に 異常な電流が流れた。
SCAN I/Fスキャナ動作中にインターフェースケーブルが外れた。または、チャンネル設定されたスキャナが検出されなかった。
一般仕様(共通)
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項目TOS9300TOS9301TOS9301PDTOS9302TOS9303TOS9303LC
バックアップ電池寿命3 年(25 ℃にて)
環境設置場所屋内、高度2000mまで
仕様保証範囲温度5 ℃~ 35 ℃(部分放電試験は 18℃~ 28℃)
湿度20 %rh ~ 80 %rh(部分放電試験は 20%rh~ 70%rh)(結露なし)
動作範囲温度0 ℃〜40 ℃
湿度20 %rh ~ 80 %rh(結露なし)
保存範囲温度−20 ℃〜70℃
湿度90 %rh 以下(結露なし)
電源公称電圧範囲(許容電圧範囲)100 Vac ~ 120 V / 200 V ~ 240 V(90 Vac ~ 132 V / 170 V ~ 250 V)
消費電力無負荷時(READY 状態)100 VA以下
定格負荷時最大800 VA
許容周波数範囲47 Hz〜63Hz
絶縁抵抗(AC LINE- シャシ間)30 MΩ 以上(500 Vdc)
耐電圧(AC LINE- シャシ間)1500 Vac、1 分間、20 mA 以下
接地連続性25 Aac / 0.1 Ω 以下
質量約 17 kg約 18 kg約 22 kg約 20 kg約 21 kg約 22 kg
付属品電源コード(1本、線長約2.5m:仕向け先によって異なります。)、高電圧テストリード TL31-TOS(1組)、SIGNAL I/O用プラグ(1組)、高電圧危険シール(1枚)、セットアップガイド(1冊)、CD-ROM(1枚)、安全のために(1冊)、重量物警告シール(1枚)※TOS9300には付属しません、アース導通試験用テストリード(1組)※TOS9302、TOS9303、TOS9303LCのみ 【TOS9303LCのみ】 予備ヒューズ(1本)、漏れ電流試験用テストリード(赤2本、黒1本)、フラットプローブ(1枚)
電磁適合性(EMC) *1 *2以下の指令および規格の要求事項に適合 EMC 指令 2014/30/EU EN 61326-1(Class A *3)、EN 55011(Class A *3、Group 1*4)、EN 61000-3-2、EN 61000-3-3 【適用条件】 本製品に接続するケーブルおよび電線は、すべて 2.5m 未満を使用 SIGNAL I/O を使用する場合には、シールドケーブルを使用 高電圧テストリード TL31-TOS を使用 試験器の外部で放電がない状態
安全性 *1以下の指令および規格の要求事項に適合 低電圧指令 2014/35/EU *2、EN 61010-1(Class I *5 , 汚染度 2 *6)

*1 特注品、改造品には適用されません。*2 本体に CE マーキング / UKCA マーキングの表示のあるモデルに対してのみ。*3 本製品は Class A 機器です。工業環境での使用が意図されています。本製品を住宅地区で使用すると干渉の原因となることがあります。そのような場合には、ラジオやテレビ放送の受信干渉を防ぐために、ユーザによる電磁放射を減少させる特別な措置が必要となることがあります。*4 本製品は Group 1 機器です。本製品は、材料処理または検査/分析のために、電磁放射、誘導および/または静電結合の 形で意図的に無線周波エネルギーを発生/使用しません。*5 本製品は Class I 機器です。本製品の保護導体端子を必ず接地してください。正しく接地されていない場合、安全性は保障 されません。*6 汚染とは、絶縁耐力または表面抵抗率の低下を引き起こし得る異物(固体、液体、または気体)が付着した状態です。汚染度 2 は、非導電性の汚染だけが存在し、ときどき、結露によって一時的に導電性になり得る状態を想定しています。

カタログ

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