TOS5200_耐電圧試験器部

AC 出力部出力範囲 0.05 kV 〜 5.00 kV
設定確度± (2 % of set + 20 V) [無負荷時]
設定範囲0.00 kV 〜 5.50 kV
設定分解能10 V STEP
最大定格出力*1500 VA (5 kV/100 mA)
最大定格電圧5 kV
最大定格電流100 mA [出力電圧0.5 kV 以上]
トランス容量500 VA
出力電圧波形*2 正弦波
ひずみ率出力電圧0.5 kV 以上:3 % 以下(無負荷時、および純抵抗負荷時)
クレストファクタ√2 ± 3 % 以内(出力電圧800 V 以上、無負荷時)
周波数 50 Hz/ 60 Hz
確度± 0.5 %(電圧上昇中を除く)
電圧変動率10 % 以下(最大定格負荷→ 無負荷)
入力電圧変動±0.3 %(5 kV 無負荷時、電源電圧90 V 〜 250 V)
短絡電流200 mA 以上(出力電圧1.0 kV 以上)
出力方式PWM スイッチング方式
スタート電圧(Start Voltage)耐電圧試験開始時の電圧を設定電圧の50 % に設定可能
制限電圧値(Limit Voltage)試験電圧設定の上限基準値を設定可能 AC: 0.00 kV 〜 5.50 kV
出力電圧監視機能出力電圧が設定値の(± 350 V)を越えた場合に出力を遮断して保護動作
電圧計デジタル測定範囲0.000 kV 〜 6.500 kV AC
表示□ . □□□ kV
確度V < 500 V:± (1.5 % of reading + 20 V)、V ≧ 500 V: ±1.5 % of reading
応答*3真の実効値/平均値応答実効値表示 切り替え可能
ホールド機能試験終了時の測定電圧値をPASS、FAIL 期間中ホールド
電流計デジタル測定範囲AC: 0.00 mA 〜 110 mA
表示i = 測定電流
i < 1 mA:□ . □□□ mA
1 mA ≦ i < 10 mA:□ . □□□ mA
10mA ≦ i < 100 mA:□□ . □□ mA
100 mA ≦ i:□□□ . □ mA
確度*41.00 mA ≦ i:± (1.5 % of reading)、i < 1.00 mA: ± (1.5 % of reading + 30 μA)
応答*3真の実効値/平均値応答実効値表示 切り替え可能
ホールド機能試験終了時の測定電流値をPASS 期間中ホールド
 
判定機能判定方式/判定動作
判定判定方法表示ブザーSIGNAL  I/O
UPPER FAIL上限基準値以上の電流を検出した場合に、出力を遮断しUPPER FAIL と判定。FAIL 及びUPPERが点灯ONU-FAIL信号を出力
LOWER FAIL下限基準値以下の電流を検出した場合に、出力を遮断しLOWER FAIL と判定。電圧上昇中(RiseTime)および電圧下降中(Fall Time)は判定を行わない。FAIL 及びLOWERが点灯ONL-FAIL信号を出力
PASS設定時間を経過して異常がなければ出力を遮断しPASS と判定。PASS が点灯
画面に表示
ONPASS 信号を出力
  • PASS 信号はPASS HOLD に設定されている場合にSTOP が入力されるまで連続出力
  • UPPER FAIL、LOWER FAIL 信号はSTOP が入力されるまで連続出力
  • FAIL またはPASS のブザー音量は調節可能
  • PASS 判定時のブザー音は0.2 s 固定、PASS HOLD 中も0.2 s でブザーOFF
上限基準値設定 (UPPER)AC: 0.01 mA 〜 110 mA
下限基準値設定 (LOWER)AC: 0.01 mA 〜 110 mA / OFF
判定確度*41.00 mA ≦ i:± (1.5 % of set)、i < 1.00 mA: ± (1.5 % of set + 30 μA)
電流検出方法電流の真の実効値、または平均値を算出して基準値と比較
校正純抵抗負荷を用いて正弦波の実行値で校正
時間電圧上昇時間 (Rise Time) 0.1 s 〜 10.0 s
設定分解能0.1 s
電圧降下時間 (Fall Time)0.1 s / OFF(PASS 判定時のみ有効)
試験時間 (Test Time) 0.1 s 〜 999 s試験時間のオフ(TIMER OFF)機能あり
設定分解能0.1 s 〜 99.9 s:0.1 s / 100 s 〜 999 s:1 s
確度± (100 ppm + 20 ms) Fail Time を除く

*1 出力に対する時間制限について
耐電圧電圧発生部の放熱能力は、大きさ、重量、コストなどを考慮して、定格出力の1/2 の設計になっています。以下の制限内で使用してください。制限外で使用すると、出力部の温度が過上昇して、内部保護回路が作動する場合があります。そのときは試験を中断して正常温度に戻るまで待機してください。

周囲温度上限基準値休止時間出力時間
t ≦ 40 ℃AC50mA < i ≦ 110 mA出力時間と同等以上最大30 分
i ≦ 50 mA不要連続出力可能

(出力時間 = 電圧上昇時間 + 試験時間 + 電圧下降時間)

*2 試験電圧波形について。容量の値が電圧依存性のある試料(セラミックコンデンサ等)を負荷にした場合には、波形歪が発生することがあります。ただし試験電圧が1.5 kV の場合には、1000 pF 以下の容量の影響は無視できます。本製品の高電圧電源部はPWM スイッチング方式のため、試験電圧が500 V 以下ではスイッチングノイズ、スパイクノイズの占める割合が大きくなり、試験電圧が低くなるほど波形歪も大きくなります。 *3 真の実効値、平均値のいずれにおいても、測定確度をみたすには50ms以上の応答時間が必要です。 *4 電流計確度、判定確度についてAC 耐電圧試験では、測定リードや治具などのストレー容量にも電圧が流れます。ストレー容量に流れる電流は、被試験器に流れる電流に加算されて測定されます。特に高感度、高精度の判定をする場合には、ストレー容量に流れる電流を上限/下限基準値に加える等の考慮が必要です。

出力電圧1 kV2 kV5 kV
長さ350 mm のリード線を空中吊り時(TYP 値)2 μA4 μA10 μA
付属の高電圧テストリードTL31-TOS 使用時(TYP 値)16 μA32 μA80 μA

湿度70%以上の場合には、50μAを加算します。

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